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【ポケカ】スカーレットex/ バイオレットex【考察】

『はじめに』

※簡単な自己紹介になります、不要な方は飛ばしてください。

こんにちは、とがめです。
ポケモンカードの記事は初めてになります。

自分は遊戯王OCGを過去10年間ほどプレイしており現在はポケモンカードとワンピースカード、遊戯王マスターデュエルで遊んでいます。
またお仕事としてGame With(https://gamewith.jp/yugioh-masterduel/)にて攻略記事を執筆しています。

全文無料での公開になりますので、ぜひ最後までお楽しみください。


『Dレギュレーション落ちとルール変更』

まずはレギュレーション落ちと⦅ポケモンのどうぐ⦆のルール変更による既存デッキの変化について考えていきます。
既存のデッキを理解することで新規のデッキを組む際に構築やゲームプランが定まりやすくなるためです。

・Dレギュ落ちによる影響が大きいカード

サーチカードの中でも特に汎用性が高いクイックボールとしんかのおこうがなくなります。
残っているサーチカードはハイパーボールやバトルVIPパス、新しく追加されるネストボール、サポートのジニアなどがありますが上記2種類と比べると使い勝手が良いとは言えないでしょう。
この2枚がなくなることで様々なデッキの安定性や展開速度が落ちることが予想されます。

・その他の代表的なDレギュレーションのカード

クロバットV ジメレオン(うらこうさく) 
ふつうのつりざお 回収ネット たっぷりバケツ 
大きなおまもり ふうせん
トレーニングコート 特殊エネルギー 

Dレギュでも特に使用頻度が高かったカードです。
相性の良いクロバットVが落ちてしまうためハイパーボールの強みが1つ失われています。
またうらこうさくとたっぷりバケツの消失により水タイプを主体としたデッキの弱体化は免れなさそうです。
現在トップデッキのルギアVSTARもクイックボールとしんかのおこうに加えて特殊エネルギーがほぼなくなってしまうので、構築を一新する必要があるでしょう。

次は具体的なサンプルレシピを交えてそれぞれのデッキがどのように変化するのか考察していきます。

『既存デッキの変化』

新環境で使用度が高いとされるデッキについて自分は下記のように考えました。

【S-】ミュウVMAX
【A+】アルセウスギラティナ ロストギラティナ
【B+】ロストバレット
【C】その他

名前をあげていないその他のデッキも活躍できると思いますが、メタの対象となりそうなのは上記の3つのアーキタイプであると予想しています。
これは僕個人の感想ですが、ルギアVSTAR発売以前の環境に戻ったように感じます。

・ミュウVMAX

デッキコード[6ggLLg-hIhG6Y-LNLHgn]

【レギュ落ち】
クイックボール、マリィ等

現存するデッキでレギュ落ちによる影響が最も少ないと思われます。
しかし影響がないとは言えず、クイックボールの消失やルール変更により不要札を切れるカードの減少で中盤以降の安定性や対応力が下がっているように感じました。
ネストボールに関してもベンチが埋まっている場合には打てないため、枚数を減らしたいですが、減らしすぎてしまうと序盤の展開に不安が残ります。
構築や方向性が大きく変わることはありませんが、グッズやサポートの調整が必要でしょう。
またミュウにはもう一つ懸念点があります。
メタが集中してしまうことによるドラピオンVの増加です。
ドラピオンを意識した構築・プレイはマストでしょう。
このような理由からTOPデッキにはなるが、圧倒的ではないと感じたため【S-】と評価しています。

・アルセウスVSTAR

デッキコード[MXpXpS-bk4r5C-MS2yMM]

【レギュ落ち】
クロバットV、パワフル無色エネルギー、大きなおまもり等

レギュ落ちによる影響はありますが、ミュウと同様に他のデッキに比べると影響が少なくギラティナVSTARを採用したアルセウスとギラティナの組み合わせは環境デッキの一角となりそうです。
ギラティナVSTARはこだわりベルトに依存せず高威力の技を打つことができるためexポケモンに対しても優位性を保っており今後も環境での活躍が期待できます。
細かいところではクロバットVによる突発的なドローができなくなっていますが、ビーダル(はたらくまえば)を2-2ラインで厚めに採用することでその影響を抑えることができそうです。
ミュウに対しても有効打となるドラピオンVにエネルギーをつけておくことができるため無理せず採用できる点も評価できます。
以前と比べるとパワフル無色エネルギーが落ちた代わりにVガードエネルギーの採用が考えられ耐久を意識した構築になりそうです。
アルセウス系統を使う上で懸念点はミラー対面による先攻ゲーの多発が考えられます。
それでも環境的な立ち位置は良さそうなためミュウVMAXに続いて数が多いと予想しています。


・ロストギラティナ

デッキコード[VFkVkk-z2m04c-FVfd5V]

【レギュ落ち】
回収ネット ふうせん ふつうのつりざお キャプチャーエネルギー

レギュ落ちによる影響度合いは上記2デッキに比べると少しばかり高いものの、以前強力です。
回収ネットがなくなることでパワーダウンや安定感の低下ではなく、ぶん回りの頻度が下がった、上振れ展開が減ったという印象です。
ギラティナVSTARが強く使える環境であることはアルセウスの項目で説明した通りで、アルセウスデッキとの差別化要素はウッウ、ヤミラミなどの優秀なロストアタッカーの存在です。
これらのポケモンはexポケモンの進化前であるたねポケモンを積極的に倒すことができるためexデッキの流行により相対的に評価が上がることもあるでしょう。
アルセウス系統のデッキと同様にドラピオンVを無理なく採用できることも評価が高い要因の一つです。


・ロストバレット

デッキコード[bfkV1F-jH7jV6-VVff5V]

デッキの核であった回収ネットの損失はギラティナを採用したロストデッキよりも大きいと思われます。
しかしながら現在の構築でも使用されているアタッカーのレギュ落ちはほんの一部であり依然として強力なデッキであることは間違いないでしょう。
本来は使用率が高いデッキに合わせて構築を変化させるメタ系統のデッキであるため環境が定まっていない環境序盤は思うように結果が振るわないこと可能性が高いです。
ミュウ、アルセウスに新規のサーナイトex、ミライドンexのデッキが一定数存在していると予想はできるため、それらに有効なドラピオンVとガラルサンダーVの2体が良い働きをしそうです。
構築はロストギラティナ以上に選択肢が広く、プレイにも精度が求められるため以前と変わらず上級者向けデッキであると言えますが、そのポテンシャルは高く今度も活躍することが予想されます。

また現在でも数は少ないですがヒスイヌメルゴンVSTARを主体としたデッキは自分の動きを押し付けるタイプのデッキであるため活躍を見られるかもしれません。(ビッグパラソルのレギュ落ちが気になります)

デッキコード[6LnNLH-HRSqbT-LgHNNH]



『新たなアーキタイプの登場』

1/20に2つの通常弾と3つの構築済みデッキが発売されます。
SV初のパックであり、事前に発表された中でもミライドンとサーナイトとは注目度・デッキパワー共に高い2つのアーキタイプです。
自身でも印刷してデッキを組んで触れてみましたが、今後環境デッキとして活躍は間違い無いと確信しています。
今回は仮に組んでみた構築を載せつつ、ゲームプランや方向性について考察します。


・ミライドンex

デッキコード[F1VV5v-vEo84o-kF5fVf]

まずはバイオレットexの注目株であるミライドンexです。
特性を使うことで1枚のミライドンから複数体の雷ポケモンを用意することができます。
技も220点と申し分なく、逃げるエネルギー1で、弱い部分がありません。

雷ポケモンも優秀なポケモンが揃っていてアタッカーであればライコウVやレジエレキ(テラスパーク)、新弾で登場するパチリスも悪くなさそうです。
サポートはエネルギーを継続的に供給するモココや火力を上げるサンダー・レジエレキVMAXなども採用候補です。
エネルギー関連はモココに加えは同じバイオレットexに収録されているエレキジェネレーターで賄う方針です。
上記の構築では2つの課題点がある考えていて打点不足と、ハンドアドバンテージです。
ここを上手く解決することができれば既存のデッキと渡り合うことができるでしょう。
打点不足に関してはレジエレキVMAXを使用することで解消できると考えがちですが、サイド3を取られてしまうことや、モココとの両立が難しいためレジエレキやパチリスの非ルールアタッカーでの2パンを狙う方が良いと考えています。
ここらはもう少し込み入ったゲームプランの考察が必要となりそうです。


・サーナイトex

デッキコード[Sp22yp-2nAu4A-XMMEMy]

次はスカーレットexに収録されているサーナイトexです。
サーナイトはミライドンよりも方針が分かりやすく示されていて構築がしやすい印象です。
進化元のキルリアが特性リファインでハンドアドバンテージを稼ぐことができ、サーナイトに進化すれば技に必要なエネルギーの確保できるため序盤にラルトスを一体でも多く置けるようにすればデッキが成立します。
課題を上げるとするならばサーナイトラインだけでは打点不足が否めないためガラルフリーザーなどの非アタッカーの採用もしくはミミッキュexやザシアンV、ミュウツーVUNIONを採用するかといった選択肢が存在していたす。
アタッカーの選択肢はそれほどあるわけではありませんが、基盤がしっかりしているためトレーナーズなども相性の良いカードが多くサイドプランをどう取るかで差異が生まれそうです。


・スカーレットex / バイオレットexの注目カード

1月13日にカードプールが全て解禁されました。
すでに公開されているカードは十分だと思いますので未発表であったカードから環境に影響を及ぼしそうなカードから抜粋しています。

まずはジュペッタex、ハカドッグ、クレッフィの超タイプポケモンです。
サーナイトexだけでも十分でしたが超タイプはどれもカードパワーが高く設定されているようです。

ジュペッタexはグッズロックと相手の手札によって高火力となるポルターガイストと噛み合った技構成を持つスペックの高いポケモンであり、エネルギー要求も低いためこのカードを中心としたデッキ構築もできそうです。
グッズロックは非常に優秀であることはこれまでの歴史で証明されているため今後に期待できるカードでしょう。

次は既にアーキタイプとなり得るスペックを持っていたボチの進化系、ハカドッグです。
素点が80加わったことで打点を出力するために必要なポケモンの枚数が減ったことで構築の自由度が高くなりました。
非ルールポケモンであるため安定した構築を作ることができれば環境入りが可能なポテンシャルを持っていると感じています。

最後にクレッフィです。
バトル場に出しておくだけでお互いのたねポケモンの特性をかき消す影響力の高い特性を持ってるカードで発表からすぐさま、所々で意見が飛び交っています。
パッと思い浮かぶだけでもゲノセクトVやキュワワー、かがやくポケモンを無効化することができるため今後見かけることは多々ありそうです。

特に注目度の高そうな3種類のカードを考察しましたが、他にもブロロロームやパフュートンex、パーモットやコノヨザルなど活躍が期待されるポケモンが多数収録されています。

次にトレーナーズです。
事前にほとんどが公開されていましたが、未発表であったカードではミモザの注目度が高いように感じます。
イラストはさることながら効果も有用性が高く、ふつうのつりざおが落ちてしまうためポケモンをデッキに戻すカードで今後長らく使われることになりそうです。
同じようなカードにクララが存在していますのでデッキによって使い分けることになるでしょう。
その他にもターンが終わる代わりに8枚ドローが可能なカエデや、モンスターボールと同じ効果が毎ターン使うことができるテーブルシティなど今後使う可能性があるカードが収録されています。

今回収録が待ち望まれていた特殊エネルギーが未収録であったためルギアVSTARの活躍は少し難しいかもしれません。
運営側もルギア環境を少し反省、もしくは様子見しているのかもしれませんね。

未発表のカードにはあまり期待していませんでしたが期待以上に面白そうなカードが多く新しい環境も楽しめそうです。

『新環境の総括』

いかがでしたでしょうか。
簡単な考察にはなりますが、新環境についての考察は以上となります。
まだ発売までは時間がありますが、記事を書いている中で発見や新たなアイデアが浮かんだりとやはり新環境は面白いですね。
今後もそれぞれのデッキについての考察や環境についての考察は続けていきます。
今週から来週にかけて更新をする予定です。
この記事に追加するか、別途で記事を作成するか、無料なのか有料なのかも未定ですがその際はぜひご覧いただけると幸いです。
ご意見やご感想であればコメントやTwitter(@togame_0408)にてリプライやDMなどいただければ可能な限りお答えします。
拙い文章ではありますが、最後までご覧いただき有難うございます。


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