「悪感療法」


2020年11月3日の日記。


・アイドルマスターシャイニーカラーズは現実なので、人間の抱える膨大な物語を23人分、一気に受け止めなければいけない。それが原因となって、その他のコンテンツに割く気力があまり無いというのが現状の懸念。人生を抱えすぎている。

・でもそうして大丈夫でなくなった精神は、結局アイドルマスターシャイニーカラーズで大丈夫になる。ウロボロスなのか?283プロダクション事務所に24時間の定点カメラを設置して、見せて………………。


・日記、過去のものを見返しても、シャニマスの話以外の大部分を、嫌だとかきらいだとか気持ち悪いだとか、そういう話題が占めているなと思った。「好き」はもちろんだけれど、「嫌い」という感覚のすり合わせというか受容こそが必要なのではないかという思考の表れでもあるし、「好き」を伝える、それも自分の伝えたい方法で伝えるのは、自分で見極めた人に限りたいので、こういう悪感情こそ不特定の他者に対して垂れ流しにしておけばいいかと考えている節もある。

・ので、どうせならもうひとつくらい苦手なものについて書いておこうかな。


・買い物が上手くできない。いや、もちろん、何かを買う事自体は問題なく出来るし、むしろ人と買い物に行ったり何を買うでもなく雑貨屋や本屋を冷やかしたり、1人で思うがままに店を見て回ったりするのはかなり好き。けれど、どこかで上手くいかないと感じることが多い。

・例えば文房具を買うとき、表に出ている情報をよく見ずに買うので、ノートの罫線が欲しかった太さと全然違ったり、シャープペンシルの芯の濃さが欲しかったのと全然違ったりする。ボールペンの太さが欲しかったのと全然違ったりもする。ネットで物を買うときも同じようなことが起こる。Amazonでスマートフォンの充電ケーブルを買おうと思って調べたら、安くて良さそうな物がすぐに見つかったのでカゴに入れた。けれどサイトをよく見ずに買ったので、家に届いたケーブルは思っていた倍の長さがある上に、今までと形が全然違うものを買ってしまったせいで、使っていたお気に入りのカービィのケーブルバイトがはまらなくなってしまった。

・これらの原因はまあ、よく見ずに買っているせいなんだけれど、買い物をする時に強迫観念のように訪れる「よく見て買わなければ」という意識に、酷く疲弊してしまって結果として一切買い物が出来ないということがよくある。だからよく見ずに買う。そして失敗する。

・これは単純に「間違えて買っちゃった」と言って済ませられるようなものではないような気がしてきた。他者の認識においては、それ以上でも以下でもないのだろうけど。

・服に関しては失敗をしたくないからサイズ表をよく見るようにしているけれど、その反動でたまに全部どうでもよくなる。前から欲しかった香水を吟味するのが面倒で、全然欲しくない化粧品を買ってしまったりする。「こういうスカートが欲しいな」と思ってお気に入り登録までしておいたのに、結局大して必要とも思えないニットを買ってしまったりする。スカートは買わない、否、買えない。

・「物を吟味する」という行為に向いていないんだろうな。それに加えて、自分の心底にある欲求に向き合うのが怖いのかもしれない。自分が何を欲しているかは明確なのに、何だかいつも微妙に欲しいものが手に入らない。そんな人生を送っている。


おわり。

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