春のよそおい


すこしだけ
好きかもしれない女の子
もしかして
あるかもしれないそんなこと
できるだけ見えないようにしていた
あれは恋だったな
たのしい恋だった

すこしだけ
好きかもしれない女の子
酔いすぎて
ついつい言えそうなそんなこと
できるだけ見えないようにしていた
それが恋だったな
たのしい恋だった

街並みはすっかり春のよそおい
明日にはコートもいらなくなるかな
はじまりの匂いを裾にあつめて
ふわふわ踊らせてった
ただ ただすこしだけ
ぼくらは恋だった

すこしだけ
好きかもしれない女の子
いつだっけ
むかしの話さそんなこと
できるだけ見えないようにしていた
だから恋だったな
たのしい恋だった

街並みはすっかり春のよそおい
明日にはコートもいらなくなるかな
はじまりがないから終わりもないとか
言いたいわけでもないのさ
ただ ただすこしだけ
ぼくらは恋だった

だから恋だったな
たのしい恋だった

知らない食材を買ったり、知らない美味しいものを食べたりしております。ありがとうございます。