「忖度なしの栄養学」を読んでみた件

管理栄養士を目指す学生の中には、スポーツ栄養に携わりたいと願う人が少なからずいます。スポーツ栄養士になろうと思うと、管理栄養士を取得して、スポーツ栄養士としての介入をしつつ、資格取得のための勉強会に当たらないといけない。昔はそんなに大変ではなかったみたいだけど、近年はなかなかの難関のようです。

スポーツ選手に限らず、ボディーメイクに関心がある人の多くは、食べることにも意識が高いと思います。実際に、何をどのように食べるか?は健康を維持していく上で、とても大切ですから、生きている人全員が意識しないといけないことなはず。しかしながら、なかなか浸透しないのも実情。例えば、50代男性や40代女性の友人たちと久しぶりに会うと、みなさん巨大化していらっしゃる。栄養学や食品学を学んだ経験のある人たちですら、巨大化しています。ボディーメイクにはメンタルコントロールが必要ということを意味していると思うので、栄養士養成校の必須科目に心理学のような科目を入れるべきといつも思います。

さて、食事制限は結果が伴わないとやる気が失せてしまい、ボディーメイクは続きません。また、どういうボディーメイクをしたらいいのか?については人によります。そして、いろいろな情報が巷に溢れて、迷います。一体何を信じてどう行動したらいいの?と悩んでいる人に、本書はオススメかもしれません。ちゃんと科学的に文献も示しながら、書かれていますし、ボディーメイクのスペシャリストたちのインタビューも付いています(一般人には参考にならないかもしれないが、スペシャリストたちも手探りで自分に合った方法を実践しているんだということがわかります)。食品学的な観点から???という記述がたまにありますが、素人のボディーメイクで迷っている人にも概ね参考になる!と思いました。

個人的には、適度な運動をしつつ、毎日、同じタイミングで体重計に乗って、体重の増減を見ながら、自分の目標に向けて食べる量や質を変えていくことが基本だと思います。簡単なんだけど、できないんですよね…。

https://www.amazon.co.jp/忖度なしの栄養学-科学的根拠に基づいた「ボディメイク×ニュートリション」の新バイブル-NEXTFIT-Kento-ebook/dp/B09GB15DVS

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