20歳の人は人生の75%以上を生き了えている。

大人になってからの自分の体感時間は、いまも年々加速度的に速くなっている。
なので可能な限り長生きしたとしても、人生平均値に対しての3分の1くらいの量にしかならないのではという気がする。

逆に物心ついてから学生時代までの自分には、少なくとも全人生を平均した目盛りの3倍くらいの密度の体感時間があった気がする。
時間が3倍ゆっくり流れていたと言い換えてもいい。

このことを大雑把に計算してみる。人は20歳までの間に、じつは実感としては60年分を体験している。逆に、その後の人生が平均寿命として60年あったとしても、20年分の体験しか得られない。トータルとしては80年分を体感しているのだが、その密度勾配が違うので、20歳の人はすでに人生の75%を体験し了えているという計算になるのだった(60÷80=0.75)。

で、この3倍というのがあくまで仮の数値なわけで、いやいや、3倍どころではないぞ、という気もしているわけなのだが、実際の所どうなのだろう。


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