カタルーニャ探訪・タラゴナ

tofu_スペイン在住🇪🇸

2024年7月28日 18:35

わざわざ日本から行くところではないけれど紹介したいバルセロナ近郊の町。

今回は、バルセロナ中心部から約90km、Tarragona（タラゴナ）という町に行ってきました。

タラゴナは古代ローマ時代に築かれ、皇帝アウグストゥスが約２年滞在していたため水道橋や円形競技場など豪華な建築物がたくさん造られたと言われています。町全体が世界遺産の町タラゴナ！！行ってきま〜す！

失敗に終わったタラゴナ旅行

バルセロナ・サンツ駅からタラゴナまで約1時間。朝はゆっくり出て11:30に到着しましたが、この選択、後で後悔することになります…

というのも日曜日はどの観光施設も14:30までの営業だったからです！！！またレストランも激込み（お祭り期間だったからかもしれません）お昼を食べるだけで超時間がかかりました。

でも日曜日に旅行する場合は、朝早めがいいってことを学べたので良しとしましょう。

私たちの旅行計画

営業時間が14:30までであることを知らなかった私たちは、最初に中心部から離れている水道橋に行き、その後中心部に戻って観光するつもりでした。

ラス・ファレーラス水道橋

ということで、タラゴナ駅からラス・ファレーラス水道橋までバスで向かいました。

まずバス乗り場まで20分ほど歩き、水道橋行きのバスに乗りました。タラゴナ駅からそこまでのバスも出ています。

有名なセゴビアの水道橋に次ぐ大きさで、高さ約27m、全長は217m。しかもこれ１世紀に造られてるんです。すごい…

無料だし、24時間解放しているし、警備員もいないし、世界遺産なのにこんな管理でいいの？って思いますが笑

ライトアップもしているようなので夜に観光に来るのも楽しいかも！さて、問題はここから。

スペイン人の優しさに涙

運悪くバスを逃してしまい、1時間もこんなところにいるのかぁぁと思っていたところ、私たちの目の前に車が停まりました。

運転席にいた男性が出てきてくれ『日本人？ここで何してるの？』と話しかけてくれました。『町に帰るとこだけど一緒に乗ってく？』と誘ってくれました。話を聞くと、日本一周旅行をしたことがあり、その時良くしてもらったから恩返しとのこと。彼らに親切してくれた日本人まじでありがとう！！

困っている人を助けるって当たり前のことだけど、自分だったら見ず知らずの人に声かけられるかな。人を信用するってことを忘れてた自分に気付かされた出会いでした。本当にありがとうございました。

市街地を散策

大通りで降ろしてもらい、５月中旬に１０日間ぐらい開催されているタラコビバ祭りを観に行きました。ここでは、古代ローマのイベント（グラディアトルの戦い）やパレード、演劇など古代ローマ体験ができます。

Auditori Municipal del Camp de Mart
で少し観劇。よくわからんかった笑

公園の隣には観光名所の一つ考古学の道（Passeig Arqueològic）があります。この日はお祭りのため入学無料。

解説によると、紀元前 2 世紀から 1 世紀にかけて建てられ、ヒスパニアにおけるローマの軍事建築の印象的な証拠とのこと。当初の長さは約 4 キロメートルで、古代都市タラコを取り囲み、侵略を防ぎ、住民の安全を守っていたそうです。（ウォール・マリアじゃん！！！）

道の途中には、狼少年、ロムルスとレムス像が。

調べてみるとこの少年たちすげーやつらだったんですね笑伝説によると、この兄弟ロムルスとレムスは軍神マルスの子どもとして生まれ、赤ちゃんの頃に権力争いの復讐を恐れた親族によってテヴェレ川のほとりに捨てられてしまいます。それを助けたのが狼。彼らに双子に乳をやって育てたと言われています。（モロじゃん！！笑）やがて兄弟は羊飼いの夫婦に引き取られ、最終的には反逆者から権力を奪い返し、その地に都市を建設したそうです。この像はまさにまさにローマ建国のシンボルだったんですね！！

何にも知らないで狐さんから購入してた〜