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逆噴射小説大賞自作振り返り

 逆噴射小説大賞、それはコロナ・ビールをめぐりPULPの弾丸飛び交うMEXICOの採点…!!
 最終的に2000近くの作品が投稿されたそうです。豊穣なパルプがココにはある…! 

 普段は読むばかりなのですが、冒頭400字ならイケるのでは!?と軽率に参加した次第であります。戦いを終えた今、せっかくなので逆噴射小説大賞に応募した自作を振り返ってみようと思います。

 まずは一作目、各キャラクターの描写を圧縮し過ぎたかな、とも思いますが主人公の触手生物くんは解像度高くしたかったのでギリギリのバランスなのかな、と。なんとなく分かるとは思いますけど、いわゆるファンタジーの悪役(ソフトな表現)を主人公パーティーに据えるのが最大の目的でした。

 二作目。現状、コレが一番評価を頂いている作品です。ファンタジー世界を巨大ロボットで侵略するというワンアイデアのみを持って、後は勢いで書き上げたので展開を決めかねているところもあります。しかし、最終的には正義のスーパーロボットになる予定です。ゲッターロボのような。
 ちなみにアイデア元は自転地球儀世界シリーズです。

 三作目。短編の冒頭を意識して書いた作品で、オチまで考えてはいるので近い内に全編公開できることでしょう。あと単純にこの日の通勤中に前から歩いてきた方と「ウワッ」という感じになったので思い付きました。
 ※追記:こちらで全文を公開しています。

 四作目。アサイラム作品紹介動画を見ていたら、ご覧の有様に。異能ヒーローモノのつもりでしたが、主役がジェイソン・ボーヒーズ的スラッシャー+サメなのが少しアレですね。あとは忍殺リスペクトであるところのテンションの高い地の文に挑戦したかった、というところです。

 五作目はサイバーパンクなトラブルシューターが主人公です。ニコチン素子をソケットにはめると信号が飛んで規定量のニコチンが申請対象の水槽に添加されるという設定は流石に文字数が足りませんでしたが、タバコ描写を削りたくはなかったため、このような感じになりました。

 六作目。連続投稿していた時期で結構ネタ出しに苦労していたと記憶しています。新宇呂(にいうろ)町のヒーローだからニューロマン。元ネタはニューロマンサー。テクノ・ノヴァはTowa Teiさんの「Technova」から。ちなみに首領は「BOSS・ノヴァ」で登記上のみ存在するヴァーチャル首領という設定。珍しく固有名詞ありきの作品となりました。

 七作目。
空戦モノを書こう!→ヒコーキに詳しくないよぉ→じゃあドラゴンだな!
非常に論理的な帰結でした。逆噴射プラクティス、「ブラム・ストーカーエフェクトを信じろ!」を自分なりに落とし込んだ結果でもあります。

 八作目。実はコレ、シェアツィートした後に「タイトルにひらがな入ってるとCOOL!」と思い直し、こっそり改題しております。妖怪モノは絶対にひとつは書くぞ!と意気込んでいたので、何とか形にできたのは良かったです。次回以降、描写しますが主人公は「縫平 朋(ぬいひら ほう)」という名前で、ぬっぺっぽうの能力者という設定です。もじりであれば命名も楽なんですけどね。

 九作目。ゾンビものを書こうとして、なぜか講談調の地の文が紛れてしまった作品です。イメェジは豆腐小僧双六道中なんでございますが、未熟さ故、折角の武器を使いこなせておりませんな。余りに勿体無い、というものでございましょう。

 十作目は最終日、ということもあり、自身の原点でもある王道の中世風架空戦記モノです。ヒロインは泥でヘドロな某魔法使い漫画の修行中の彼女が大元のイメージ。というか振り返ってみればマトモにヒロイン出てきてるのがコレだけでした。どういうことなの。

 なんだかんだ10作も投稿しているので少々長くなってしまったかもしれません。それでも、もし少しでも興味を惹かれた作品があれば、幸いです。
 最後に改めて素敵な企画を催して下さったダイハードテイルズ出版局の方々と逆噴射聡一郎先生、参加者並びに読者の皆様に深い感謝を捧げます。

【未来へ…】

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