見出し画像

2月21日3軒目台湾マダム(大阪市・鶴橋)

この日、最後に向かったお店は1軒目で一緒にいた友人のfacebookの投稿で知りました。まだ先月にオープンしたばかりの新店です。大阪の鶴橋というとコリアンタウンという話には聞いていたけど、東京の新大久保とは全然町並みが違う。韓国には1度行ったことがあるけど、韓国の現地にいるかのような雰囲気があるし、お店の数が鶴橋の方が新大久保より多いと思う。小さいお店がずらっと並んでるから。韓国料理屋ばかりのこの場所に台湾料理のお店があるのが面白い。

駅から少し離れた薄暗い住宅街の中を地図アプリを見ながら歩いていると年配のおばちゃんが話しかけてきた。

おばちゃん「どないしたん?」
大王「台湾料理のお店を探しているんです」
おばちゃん「そないあったかな?」
大王「1月にできたばかりのお店です。この近くにあると思うんですが」
おばちゃん「ああ、ここや」
大王「あっ、ここです。ありがとうございます」

大王のイメージしてた大阪のおばちゃんのおせっかい的な親切に触れて、大阪やな〜と大阪にいることを実感できてなんか嬉しかったです 笑

お店の名前は台湾マダム。周りにお店が並んでないから暗い道の中に見える提灯の明かりが目印。人通りがない商店街から外れたところなので、知らないと行けない隠れ家的なお店です。

中に入ると高級寿司屋かフレンチのお店みたいな店内。これだけ見たらとても台湾料理が出てくるとは想像できないですね。

でも、メニューを見ればちゃんと台湾料理が載ってる。しかも、店内の雰囲気からして値段がリーズナブル。さすがに豆花だけ食べて帰る訳にもいかないですから何品か注文しました。干し豆腐香味和え、砂肝の特製タレ煮込み、一口焼き餃子、水餃子、魯肉飯(小)、大根スープ、豆花を注文。

水餃子
一口焼き餃子
干し豆腐香味和え
大根スープ
砂肝の特製タレ煮込み
魯肉飯(小)
豆花

お店の売りは餃子。皮も手作りで一口焼き餃子は向こうが見えるくらい薄く、餡を包んで常温で置いておくと溶けてしまうほど。飽きがこない味付けで一口で1個食べられるから100個でも簡単に食べられる。他の料理も優しい味付けなので台湾料理を食べたことない人でも食べやすいと思う。
ここの豆花はピーナッツの粉を振りかけていて台湾でもあまり見かけたことのない。ただ、ピーナッツの香ばしさとほんのりと生姜風味のシロップが合わさって、これはこれで美味しいです。豆花も柔らかく滑らか。

他にお客さんもいなかったのでいろいろとお店の人とお話をしました。お店の人は台湾人の女性と日本人の男性の夫婦でやっていて、奥さんの台湾の味を出しているという。豆花は奥さんがよく台湾であんな感じで食べていたそう。旦那さんは元イタリアンのシェフで豆花も自身で試作して作ったと話していました。その時の話がちょっと面白くて、奥さんから豆花を作ってと言われた旦那さんは豆花を食べたのは2回くらい。馴染みのない食べ物なのに何度も試作し奥さんにダメ出しを出されながらここまでたどり着いたのだそう。奥さんは楽観的であれこれやろうと言い出すので苦労してるみたい 笑
お店を開いたのもそんな流れだったみたいです。そのおかげで大王が食べに来ることができました。

先月オープンしたばかりなので、この日はお客は大王だけみたいでしたが、お店のことが知られるようになったらお客さんは来るだろうし、ご夫婦の会話も楽しかったので常連もたくさんできそうですね。普段は夜だけの営業ですが予約すればお昼もやっています。大阪に行く方はこちらに寄ってみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?