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【TOEIC書評】世界一わかりやすい 英語の勉強法

学校教育で英語が始まってから何気なしに勉強していましたが、TOEICの勉強をするようになって、英語にも勉強法があることを知りました。

特にTOEICの勉強を知ることで効率的に勉強できるようになりました。

学校教育の場合、教科書の内容を説明して問題を解くことの繰り返しで、勉強の仕方って学ぶ機会はありましたか?

僕にはそんな覚えがなく、学校でも塾でもこの繰り返ししか習いませんでした。

TOEICの勉強は独学だったので当然勉強法を知ることがなく、とにかく参考書を読んで、問題集を解くということの学校教育の繰り返しでした。

ある頃に戻れるのなら、TOEICの勉強を始める前にまずは効率的で自分に合った勉強法が何かを調べるところから始めます。

この本は、そんな大事な英語の勉強法を学べる大切な一冊です。

1. 著者のプロフィール

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もはや多くを語る必要はないですが、著者はスタディサプリでおなじみの「関 正生」先生です。

関先生がどんな人か?はスタディサプリの広告を見ればすぐに分かります。

スタディサプリTOEICの授業も担当されていて、僕も全て見ましたが特に「弱形」は必須です。

TOEIC700点まで弱形を知らずに勉強してきました。

自分では聞こえた通り、発音してシャドーイングできていると確信していたのですが、全く違っていたことに気づきました。

関先生は早口ですが、とにかく説得力があり面白い内容の授業が特徴で、あっという間にレッスンが終わるぐらい惹き込まれます。

惹き込まれるということはレッスンに集中しているということであり、それだけ吸収率が高いということですね!

そんな神授業と呼ばれる講師が関先生です。

そして、たくさんの英語に関する本を書かれています。

2. 本の概要

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英語学習に必要なメンタル〜リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングと英語4技能の学習方法を一つにまとめた一冊です。

4技能全てですが、情報過多にならないように読みやすい情報量であり、最後まで苦もなく読み進められるようになっています。

本を読むのが早い人は1日で読める量ですが、必要になった時にそれぞれの技能を学習法を学ぶといった使い方ができます。

これから英語の勉強を始めようと思っている方におすすめの一冊です。

英語初心者は何から始めたらいいかわからずに、とりあえず本屋に行って目に入った本を買って始める人が多いです。

それは地図を持たずに航海しているようなもので、運任せのやり方です。

本屋に行けば良書がたくさん置いてあるので、自分で適当に買った本でもある程度は手応えがあるかもしれません。

でも時間を圧倒的に無駄にします。

失敗する確率も相当高いです。

この本には関先生自身の英語学習経験や予備校講師としてたくさんの生徒を育てられた経験から導きだされた英語勉強法が書かれています。

この本があればGoogleマップを入れたスマホで航海するようなものですね!

3. おすすめのポイント

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僕がこの本を読んで一番大事だと思ったことは「関先生でも努力して英語を身に付けられていて、今でもずっと努力されている」ということです。

努力されてきたからこそ、誰かに伝えられることがあると考えています。

だからこそ信憑性もある言葉になるんでしょうね。

それと予備校講師という職業柄、たくさんの生徒と向き合って、たくさんの勉強法を試されているので、本書に書かかれている内容は実績があるものとなっています。

元々英語ができる人、例えば外国人が書いた本は僕は読みません。

なぜならば、努力しないと英語がわからない人の苦労がわからないし、それを解決することができないからです。

4. TOEICおけるポイント

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「単語・熟語」の覚え方は必須です。

僕自身はこの方法で勉強したことはないですが、TOEICの勉強を続けていて理解しているのは、単語を覚えるには出会いの数を増やす必要があるということです。

僕は金フレ以外で単語を覚えることはやっておらず、実際にTOEICの問題を解いてわからなかった単語をメモ帳に書き出して、まとめて覚えていました。

この方法よりも最初に単語だけで一気に覚えたほうが本当は効率がいいです。

単語を覚えることが苦手でないならば、関先生の方法を試してウロ覚えからの1ヶ月1000単語に取り組んでください。

次のポイントは「音読」です。

最低30回、理想は50回の音読が必要と書かれています。

音読する前に精読して英文を正しく理解する必要はありますが、音読することでその英文の構造を理解しながら発音することができ、使える英語になってきます。

そうするとTOEICの英文を見ただけで構造がわかるようになったり、少し聞いただけであとに続く構造がわかるようになります。

TOEICで高得点を取るためには必須の英語勉強法です。

5. 気を付けるポイント

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この本には英語学習の全般が掲載されています。

TOEICに特化した本ではないので、これだけで英語力やTOEICの点数が上がるというものではありません。

また英語全般のことが書かれているので、本書に書かれていることを全て行う必要はありません。

今の自分に必要な部分だけをしっかり読んで、取り組むようにしてください。

また参考として紹介されている本が多数あるので、これらを素直に試すのではなく、本屋に行って中身を見て、自分に合っているか、取り組めるレベルかを確かめた上で買いましょう。

まとめ

この本はとても読みやすく、1日で読み終えることができます。

吹き出し部分に書かれている言葉も面白くて、本を読む気にさせてくれます。

でも、実は一番大事な章は最初のPart1「語学に必要なメンタルを鍛えよう」です。

TOEICは3ヶ月ぐらい勉強すれば取れる資格ではなく、英語の勉強には何年も必要です。

そんな長期間に及ぶ学習を継続するには強いメンタルが必要です。

英語の勉強をしていて、嫌になったり、モチベーションが下がった時には、この章を読み直すことで再浮上できます。

この本は英語の勉強を始める前に読むべき本ですが、勉強している時にも読み返して得るものがある特別な本です。

Kindle Unlimited対象の本(22年1月執筆時点)なのでUnlimitedに入っている人はまずは気軽に読んでみましょう!

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