陰陽論4

 ながらくサボってしまいました。

前回で「世界は 「 モノ 」と「変化する力」で出来ていることになります。」と書いてました。大きな世界の中では、ようするに陰というのはモノの方をあらわし、陽は「変化する力」をあらわしていることになります。モノは大地にあり、「変化する力」は天の支配下にあることになります。

ここで、地動説をもって、反論したくなる人もいるかもしれません。しかし、古代の人にとって、いや私にとっても、そこにあまり意味はありません。地球が動いていることは、大地というモノが自ら動いているのではありません。「変化する力」によって動かされているのですから、天動説だろうが地動説だろうが同じことになります。

ここで、もう一つ大事なところに入ります。

今までの話だと、モノは全て陰に属し、活動そのものは陽とされるかのように考えられてしまいます。そうではないのです。

世界に存在するものは全て、それぞれが陰陽に分けられます。水はモノではあるのですが、そこに一つの世界を有しています。陰性に傾くこともあり陽性に傾くこともあります。氷は固って流れることもなく陰性の強い状態ですが、水蒸気はどこに行くかわからない陽性の強い状態と考えます。水自体がどちらにもなれる一つの世界として陰陽両面を持っていることになるわけです。

人間ももちろん陰陽に別れます。大きくはモノとハタラキで陰陽に別れますが、モノの中でも筋肉は肝臓よりも陽性であることになります。



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