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あなたがいるその場所で

【香で環境を観る】

この写真の生き物は、クリオネなどと同じ翼足類のミジンウキマイマイ

海が酸性化しているために殻が溶けてしまう子たちがいるのだそう。

香の一つ、竜涎香は海の上を漂ってこそ香気成分が高まります。
また、一番早く記載がなされている
「淡路島に流れ着きたる流木をくべしところ、その香気にうたれ、帝に献上した。厩戸王は其れを沈(じむ)と呼び、それは蛇が傷ついた時に体を巻きつけ、傷を癒すと言われるものである」
と。
海が酸性化してしまえば、この香気
も又失われてしまう。

whyと思われるかもしれないが、海の蒸気は雲となり、雨となって山に野に降り注ぐ。
その奇跡の一木が生まれるのも、更に奇跡的になっていきます。
人工的には作れないのです。

この身は小さく、日本にいれど、
香木が生まれ、
香材が生まれる場所を愛しく思います。

香道とは 地球への大きな愛と敬意を持つ、古くて新しい嗜みなのです。

聞香の中に 折につれ「あはれ」「侘び寂び」なる日本文化に対する理解と、静謐さが。
調香の中に、静かな喜びと安堵が広がります。

どちらも一度は ディープに潜ってみませんか?

9月11日(日)黎明館お茶室にて

菊の季節の香になります。

10時からの部
午前5,000
聞香 (予約制、席に限りがあります)

13時半からの部
午後5,000(材料費別途2,300)
菊花印香を創ります

初めての方もご参加が多いので
ご安心ください。
午前、午後、どちらでも。
また、両方受講いただけます。

見学なさりたい方は、午後の部でお願い申し上げます。

それでは、今夜はこの辺で。。
今日も熱く語ってしまったわ。。

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