轟 好夫

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轟 好夫

ご訪問ありがとうございます。 車好き・バイク好きが講じて、レース系アフターパーツ業界に根をおろして20年あまり。 "資格で証明できない" "資格が存在しない" 仕事を生業としております。 [No Car No Life] [No Moto No Life] がモットーです。

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自己紹介

はじめまして 轟好夫と申します。 現在はアフターパーツメーカーの雑用係として日々を過ごしております。 時々スーパーGTなどレースの現場にいます。 初投稿になりますので自己紹介をさせていただきます。 "自己紹介" クルマとバイク、映画が好きな昭和世代の人間です。 子供時代は、ミニカーやラジコンで遊んでいました。 学生時代、親に連れていってもらった鈴鹿サーキットで見たバイクレースに影響を受けます。 エンジン付きの乗り物は原付からスタートしました。 ニート時代、G

    • 誰も教えてくれない         オイルクーラーの話し 10

      ■取り付けに関するルール クーラーを取り付ける際の一般的なルールは2つだけです。 ※何度も記載しますが、他の変数がすべて同じであることを前提としていることを忘れないでください ・オイルクーラーは、熱を奪うために空気の流れを必要とします。 空気の流れは多ければ多いほど良いです。 ・冷却は、空気とオイルの温度差によって決まります。 暖かい空気よりも冷たい空気の方がよく冷えます。 取り付けられたモノを見てもこのルールが守られていない場合が多いのも現実です。

      • 誰も教えてくれない         オイルクーラーの話し 9

        ■エンジンオイルクーラーの選択とポイント ここでは、とあるメーカーが取り扱う積層タイプの空冷式オイルクーラーに焦点を当てます。 フィン付きチューブクーラーや水冷式熱交換器では、動作が少し異なりますので、勝手ながら無視させていただきます。 ●オイルの流れの抵抗と冷却性能 ここでは、クーラーを選択する際に念頭に置くべき、大まかで単純化された非常に一般的な原則を紹介します。 これらはすべて "他の変数が同じであること" を前提としていることを忘れないようにしてください。 オイ

        • 誰も教えてくれない         オイルクーラーの話し 8

          ■メリット・デメリット エンジンの最も良い状態は、良質でクリーンなオイルが流れているとき、オイルの温度が90℃~100℃で維持する事が理想です。 オイルの温度が高すぎると、オイルが分解分離し、油膜が薄くなり、油圧が危険なレベルまで低下します。 また、オイルが冷えすぎていると、オイルの温度が上がらず、結露によるオイルの希釈、粘度も適切ではないため、これもダメージを受けます。 そこで最良の解決策となるのが、サーモスタット制御のオイルクーラを追加することです。(競技車両を除く) サ

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        • 誰も教えてくれない         オイルクーラーの話し 10

        • 誰も教えてくれない         オイルクーラーの話し 9

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          誰も教えてくれない         オイルクーラーの話し 7

          ■エンジンからクーラーへとラインを取付け オイル供給システムに接続するには、オイルフィルターの位置が重要です。 フィルターはオイルポンプの直後にあるため、オイル供給に十分な圧力がかかり、ラインとクーラーを効率よく通過させることができるからです。 また、エンジンで使用される前にオイルクーラーでオイルを冷却することで、エンジンの各部へ適温に冷却されたオイルを確実に供給することができます。 さらに、オイルホースのねじれを防ぐため、できるだけクーラーの近くで固定する事が重要です。

          誰も教えてくれない         オイルクーラーの話し 7

          誰も教えてくれない         オイルクーラーの話し 6

          ■オイルクーラー本体の取付け オイルクーラーシステムは、オイルをエンジンからクーラー本体に出し、再びエンジンに戻すためのフィッティングやホースで構成されます。 簡単そうに思いますよね? しかし、そうでもないんです。 まず、オイルクーラーの設置場所は、空気の流れを最大限に利用して、効率よく冷却できる場所がベストです。 空気を通過させるトンネルの中に設置する事がベストです。 場合により冷却ファンを使用する事も含めて検討が必要です。 ほとんどのみなさんはご存じだと思います

          誰も教えてくれない         オイルクーラーの話し 6

          誰も教えてくれない         オイルクーラーの話し 5

          ■エンジンへオイルクーラーのラインを追加する主に2つの方法 ●サンドイッチ(挟み込み)キット: サンドイッチキットとは、基本的にオイルクーラー用の入出力を備えた部品を、ブロックとオイルフィルターの間に挟み込むものです。 ブロックにサンドイッチキットを追加するスペースがあれば、オイルクーラーを追加する際に必要な出力を簡単に追加することができる優れた方法です。 ●フィルターリロケーション(移動)キット: フィルターリロケーション(移動)キットは、フィルターを別の場所に移設しま

          誰も教えてくれない         オイルクーラーの話し 5

          誰も教えてくれない         オイルクーラーの話し 4

          ■理想的なオイルクーラーのサイズを選ぶ際の方法 ・取り付けたいスペースの寸法を確認(幅/高さ/奥行) ・エンジン側から配管してくるホースの経路を確認 ・オイルクーラーの取り付け方向を確認 (出入口が上方または側方になる様位置を決定する) ■理想的な配管サイズを選ぶ方法 ・エンジンからオイルクーラーまでの長さ ・オイルラインが曲がる回数 ・エンジンオイルシステムのプレッシャー側とリターン側のどちらにオイル供給が接続されるか ・ウェットサンプかドライサンプかといったオイルシステ

          誰も教えてくれない         オイルクーラーの話し 4

          誰も教えてくれない         オイルクーラーの話し 3

          ■オイルクーラーの要素 オイルクーラーはラジエーターと同様に様々な幅・高さ・段数、サイズがあります。適切なサイズを選択するには、いくつかの要素があります。 1. エンジンシステム内のオイルの容量 2. 使用するエンジンの出力と油温 3. 取付けスペース など... 上記項目は、装着する車両に必要なオイルクーラーのサイズを決定する上で重要です。 基本的には、風通しの良い場所に設置できる大きさのオイルクーラーと、オイルの温度を適正に保つためのサーモスタットを追加するのが一般的だ

          誰も教えてくれない         オイルクーラーの話し 3

          誰も教えてくれない               オイルクーラーの話し 2

          ■オイルクーラーの重要性 オイルクーラーとは、簡単に言えば、水の代わりにオイルを流す熱交換器です。 一般的に、通常の使用範囲を超える温度では、オイルが本来の潤滑機能を果たせなくなることはご存じだと思います。 そして、メーカーに関わらずオイルの温度が約7℃上昇するごとにオイルの寿命が50%になると言われています。 これは、オイルが触れるエンジン内部の関連部品すべてに影響を与えます。 オイルは金属同士の接触を防ぐ唯一の存在であり、どんな高性能エンジンでも、オイルがどれだけ働いてい

          誰も教えてくれない               オイルクーラーの話し 2

          誰も教えてくれない         オイルクーラーの話し 1

          ■はじめに レーシングカーには、常に何らかの形でオイルクーラーが必要とされてきました。それが第二次世界大戦後の事です。 そのほとんどがアルミニウムをろう付けした「モジュラー」デザインを採用していました。 1930年代初頭にロールスロイス社のマーリン航空機エンジン用に開発されたものが基本的な設計となっています。 ヨーロッパのデザインを真似て作られたこのクーラーは、複数のアルミ板をプレスして油路とエンドタンクを形成しています。 油路にはルーバー状に成形されたアルミ片が挟み込まれ

          誰も教えてくれない         オイルクーラーの話し 1

          誰も教えてくれない         エンジンオイルの話し 6

          ■レース用エンジンオイルと、ストリート用エンジンオイルの違い レースカーは、一般車とは異なる製品やケアが必要です。 一般車は、燃費や快適性などのメリットが重要な役割を果たす日常的な使用を目的として設計されているのに対し、レースカーは非常に特殊な目的を持って、車から最大限の結果を引き出すために設計されています。 シャシー、タイヤ、エンジン、サスペンション、インテリア、空力などが調整され、最高の結果が得られるように設計されていることが多いです。 通常、レーシングカーの素材は、よ

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          誰も教えてくれない         エンジンオイルの話し 5

          ■最新は最良なのか?! 必ずしもそうとは言えません。 今、使用しているエンジンの年代に合わせて使用するオイルを選ぶ必要があります。 特に量販店に並ぶオイルなどは最新の規格で商品化されたオイルがほとんどです。 しかし、エンジンの設計・生産が古いエンジンの場合、本来そのエンジンが必要する添加剤が含まれていない(または極少量)の可能性があります。 その場合、継続して使用するとエンジン内部の各部位で想定以上の負荷がかかり、故障・損傷するタイミングが早くなります。 ■ZDDP(Zi

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          チューニングカー初心者必見     エンジンオイルについて 4

          ■化学合成油(シンセティックオイル)の交換を勧める理由 初めて車を買ったときから、定期的なオイル交換の重要性は何度も言われてきたことでしょう。 清潔で新鮮なオイルを使用することで、エンジンをスムーズに作動させることができ、部品同士の擦れ合いを防ぎ、洗浄剤、エンジンの冷却を助けます。 しかし、エンジンの種類に応じて様々な種類のオイルが存在するため、混乱してしまうこともあります。 最近の車は化学合成オイルを必要とするものが多いですが、古いモデルでは鉱物オイルでも問題ありません。

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          チューニングカー初心者必見      エンジンオイルについて 3

          ■オイルの粘度が適切でないと、エンジンはどうなるのでしょうか? 冬の寒さでオイルが硬くなり、夏の暑さで軟らかくなった場合、エンジンの機能にはどのような影響があるのでしょうか? オイルの粘度が高すぎたり低すぎたりすると、エンジンに大きなダメージを与え、燃費も悪くなります。 暑い時期にオイルの粘度が低すぎると、車の潤滑が悪くなることがあります。 冬にオイルの粘度が高すぎると、車の潤滑性や始動性が悪くなり、燃費も悪化してしまいます。 そして、無駄に高すぎる粘度は油温を上げてしまい

          チューニングカー初心者必見      エンジンオイルについて 3

          チューニングカー初心者必見     エンジンオイルについて 2

          ■どのくらいの頻度でオイルを交換する必要があるのか? 簡単に言えば、状況によって異なります。 これは確かに理想的な答えではありませんが、正直な答えです。 一般的にオイル交換は3,000㎞ごと、または3ヶ月ごとに行うべきだと聞いたことがあるかもしれません。 これは鉱物油に当てはまることです。 適切な油温で一度に長距離を運転している車の場合、オイル交換の間隔は最大8,000㎞程度と予想できます。 短距離・短時間の運転しかしない車は、5,000㎞ごと、また少なくとも年に1回のオ

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