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『スクラップ』終演しました。

大木です。
第三回本公演『スクラップ』終演しました。

todokeru,そして大木作初の長編作品でしたが…
もう本当に大変でした。


台本を削り、役者に伝え、前から見られないので動画を見てはフィードバックメモを書いては送る地獄の図


ディテールを練りに練った結果なのでしょうが、90分の作品を書くつもりが3時間になりかける羽目になり、尺を抑えるためにキャストを2人減らした分根本から書き直しをし(役者のスケジュールの都合上結果それで良かったのですが)、ようやく通しが出来たら2時間20分…そこから削りつつお芝居のテンポも上げつつで本番一週間前で2時間…



で、さらに削りつつ台詞を変えつつでやっとの思いで90分に近づける事が出来ました。
※それでも上演した際10分近くオーバーしておりました。申し訳御座いません。大木の未熟さ故でございます。重ねて謝罪いたします。


※今回最大の功労者の図



出演いただいた演劇同好会ArudeNaide.のメンバーをはじめ多くの出演者、またはスタッフにもギリギリで仕事をしてもらった事も申し訳なく思います。

しかしその分と言ってよいものかわかりませんが、お客様からの作品の評価はtodokeru,作品で過去一だと言う声を多々いただき、会場でのお客様の反応やアンケートからとても嬉しいお声をいただけました。

今作はネグレクト、性の問題、心の病、イマジネーションフレンド等、様々な事象を「血の繋がったり繋がってなかったりする家族(兄弟)」という枠組みの中で作り上げました。
それをいかに説教くさくなくエンターテイメントとして昇華させるかに尽力しました。
また、センシティブな内容でもあるので、観劇なさる方で不快な想いをされる方がいないよう細心の注意を払いつつ、それでいて無難な遠慮はないように心がけて作劇に取り組んでおりました。

本書き、演出の部分では演劇大学やワークショップでわかぎゑふさん・松本祐子さん・鹿目由紀さんから学ばせていただいた物が背骨にありまして、どうにか乗り切れたと思っております。
改めてここに感謝申し上げます!


どれだけ上手く表現出来ていたかどうかはわかりませんが、家に帰って家族と話してみるといったお声や、自身の事と重なるという見方をされた方もいらっしゃいました。
「届ける」という劇団名にして本当に良かったとアンケートを読みティッシュで涙をぬぐいつつ思いました。
大変だったけど、心からやって良かったと思えました。
参加してくれたメンバーに。
助けていただいたみなさんに。
そしてご来場・ご観劇いただいたお客様に心から感謝を述べさせていただきます。
ありがとうございました。


※このシーンも含め笑ってもらえたのも嬉しかった(大木は「笑い」が苦手なのです。好きだけど難しい。)




もっと、もっと、もっと面白いと言われる作品を作って参ります。
今後ともtodokeru,をよろしくお願いいたします🙇‍♂️


todokeru,でした!


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