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軸がすっかり変わってしまったことに寂しさを感じずにいられる理由

こんばんは、眠れる光の戦士、アーモロートの民、佐光です。
オリンピックもいつの間にか終わった今日このごろ、いかがお過ごしですか。今ローソンではFF14コラボを行っていますのでぜひ「からあげクン・光と闇のクリスタル味」をお買い上げくださいね。美味しいよ。

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私は相変わらず元気に過ごしています。腰とか関節はなんか痛いけど。
元来インドア派ということや、感染症への恐れもあっていつもだいたい家の中。生活や思考の大半は娘のことで占められていて、これまで以上にポンコツになりました。産まれて5ヶ月の娘…日中や夕方には、もう寝てくれていいんだよと思うけれど、眠ってしまうとなんだか寂しくて、起こしに行きたい衝動に駆られながらスマホで撮った写真や動画を見てにこにこにやにや、そんな日々を過ごしています。カメラロールが赤子だらけ!

あとは…夜中にNetflixで英国ドラマや映画を観るのも楽しんでいます。家族の知られざる苦悩を知り、涙しています。

あ!
ご存じない方もいるかもしれないので改めて説明しますね!私は英国産まれ英国育ち、なんていうか自宅がバッキンガム宮殿なんですよね。英国王室のドラマっていうのはつまり家族の物語なので、これは観ないといけないですよね?

……。いずれにせよ、英国物が好きです。

さてtodokeru,はつい最近、オンライン稽古に立ち返りました。昨年一回目の緊急事態宣言のころよりも遥かに深刻な状況なので、しばらく対面稽古はお休みです。

6月末に本公演を終えた後からは、6作品分の立ち稽古を行っていました。
結構おもしろい稽古だったんですけどね。既存台本の一部を舞台を想定して作っていく稽古。
メンバー全員がそれぞれ「演出」になって、他のメンバーをキャスティング。どんな舞台にするかを想定しながら作品を作っていく。
その中ではいろんなことが見えてきて、代表の思惑とは異なるかもしれませんがとても面白いと思いました。(代表は、普段は役者の立場にいる面々が演出側の目線を持つことで役者としてのスキルを上げてほしい、というような意図のことを言っていたと思います。)

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なにが面白かったって?
たとえば、todokeru,のメンバーって作品読解をしていくことが好きなメンバーが多い印象。昨年一年はほとんどそこに費やしたといっても過言ではないですしね。
で、人間って、読解力と表現力、伝達力、いろんな能力がありますけど、これらは決してイコールではない。このいびつさがとっても面白いなと。

私自身のことについていえば、観察力不足を強く感じました。自身はもともと身体表現がとても苦手です。特性として運動能力がないんですね。これは自分の身体をコントロールできないということ。
それでも、知っている動きであればトレースすることはできます。それなのに、「こういう動きをやってみて」ができない…知らない動きだから行えない、ということが多くあります。それって、人の身体の動きを「見ていない」から知らないってことですよね。中にあるものを見るのは好きですが、表出しているものを見るのはもともと好まなくて、そういう好き嫌いが如実に出てくるものなんだなあと感じました。

また、伝達力について考えることも多かったかな。もともと人に「伝える」ことも苦手で、この数年間でだいぶトレーニングした部分ではありました。いわゆるオタク喋りというのかな?興奮して一方的にある対象について話し続けるようなコミュニケーションを行っていたんですよね。相手の反応を見ず、一方的に話してしまうことが多かったんですよね。文通とか、こういったブログとか、そういうまとまった文章のやりとりをそのまま生身の人間に対する音声コミュニケーションでも行ってしまっていたんです。
演出という役割に立ったときにはそれではいけないな、と考えて双方向で思考できるよう努力しました。それについては、比較的うまくいったのではないかな、と思います。

まあ、そんな感じで、いつもと違う目線になると、見えなかった…あるいは見ないふりをしていた部分が浮き彫りになってきてよかったです。

残念ながら上記の稽古はやむを得ず中止となりオンライン稽古になりましたが、これを機に今後のことも慎重にすすめているところ。早く発表したいですね!

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大手を振って、お家をとびだし、マスクを外して友達と大笑い、そんな日々が返ってきてほしいなあ。できるなら、この子が2つの足でしっかり歩けるようになる前に。
こんな狭いところでころころ転がっているなんて、もったいない。もっともっと広い、生身の世界と友達になってほしいな、と願うのでした。


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