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Creepy Nuts 好きです。

こんにちはこんばんは。村主です。

3/6の公演が役者デビューとなりました♪
無事終えられてホッとしております。
新たな脚本にも挑戦中ですので、新米の成長を見守っていただけると嬉しいです。

さて、今回は僕の大好きなCreepy Nutsについて語ろうと思います。

知ってますでしょうか、Creepy Nuts。R指定とDJ松永の2人からなる、hip-hopユニットです。
2人とも信じられないような実績の持ち主、超実力派ですが、その辺りの話は割愛しまして、僕がくらった最高のパンチラインについてご紹介させてください。

※パンチラインとは歌詞の中でも、特に刺さるワンフレーズの事です。

※「ビーフストロガノフ」と「シリウスとのバトル」のように、単語の母音が揃っていることを、韻を踏んでいるといいます。
(この場合「いいううおおあおう」)

では、歌詞を見ていきます。
「かいこ」という曲の中の一節です。

『自分の殻や繭に潜み
時代の色(カラー)に眉をひそめれば
ほら若い子らに"かいこ"と言われる』

この節の凄さ。
初見ではあまり伝わりません。
紐解いていきましょう。

まず、『自分の殻や繭に潜み、時代の色(カラー)に眉をひそめれば』の部分ですが、高度な韻の踏み方をしています。

「から」「まゆ」「ひそむ」でそれぞれ韻を踏んでいるのですが、なんと子音まで揃っています。
同音異義語を3つも使って、意味の通る文章をつくっているんですねぇすげぇ。
ついでに「自分」と「時代」で頭韻も踏んでいます。

これだけで相当高度なのですが、まだ続きます

『ほら若い子らに"かいこ"と言われる』
まず「ほら」と「子ら」で韻を踏んでますね。
そして「若い子」の中の「かい子」と「"かいこ"」でまた韻を踏んでいます。

そして"かいこ"の部分です。

自分の殻や繭に閉じこもって、移りゆく時代のカラーに置いて行かれてしまっては、
繭に閉じこもる"蚕(かいこ)"と言われてしまう。

そして、そんな社交性も生産性もない人間は"解雇"だ、と言われてしまうかもしれません。

さらに、時代の波に取り残されてしまい
「昔の方が良かった」
と嘆いていては、若い子達に"懐古(かいこ)"主義と言われてしまいます。

歌詞にひらがなで表記されたこの"かいこ"には、3つの意味が込められているんですね。
やばすぎます。
これを踏まえてもう一度歌詞をどうぞ

『自分の殻や繭に潜み
時代の色(カラー)に眉をひそめれば
ほら若い子らに"かいこ"と言われる』

初見の時とはまた違った歌詞に見えますでしょうか、見えたら嬉しい

R指定が書く歌詞は、分かりやすく沢山の韻を踏んだものも多いのですが、このようにほとんど気づかないような言葉遊びも含まれていたりするんです。歌詞に無駄な部分が全くない。そして奥がとんでもなく深い。

これが、ぼくがCreepy Nutsにハマった理由の一つです。
少しでも感動していただけたら、彼らの曲をちょろっと聴いてみて欲しいなぁ(´-`).。oO

今回紹介した「かいこ」という曲に加えて、Creepy Nuts入門におすすめの曲を載せておきます!(今気づきましたが、2つ前のブログでふじもんさんも同じ曲お勧めしてる笑)
それではまた

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