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経済統計のよもやま話(企業・収益・景気指数)

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企業収益、設備投資、景気動向指数、日銀短観などに関するコラムを集めています。
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記事一覧

2024年7~9月期の実質GDPの前年同期比成長率、マイナス回避できるか?~鉱工業生産か…

 本務等でバタバタしていてフォローアップ遅れましたが、10月31日に9月分の鉱工業生産指数の…

2024年7~9月期の実質GDPはマイナス成長か~7、8月の鉱工業生産から考える

 本日(9/30)、2024年8月の鉱工業生産指数の速報値が公表されました。日経電子版で報じられ…

出荷-在庫バランスが再びマイナスに~2024年6月の鉱工業生産指数(速報)

 2024年6月の鉱工業生産指数の速報値が本日(7/31)公表されました。日経は、前月比3.6%低下…

出荷-在庫バランスがプラスを維持~2024年5月の鉱工業生産指数(速報)

 2024年5月の鉱工業生産指数の速報値が本日(6/28)公表されました。日経は、民間予測(2.0…

賃上げ余力があるのは実は中堅企業?~2024年1-3月期の法人企業統計

 昨日(6/3)、2024年1~3月期の「法人企業統計」(財務省)が公表されました。本日の日経朝…

出荷-在庫バランスが2021年7-9月期以来のプラス幅に~2024年4月の鉱工業生産指数…

 マガジンを再編成したら、生産や企業収益関連のnoteを最近あまり書いていないことに気づきま…

内閣府の新景気指数はこう改善せよ!~EBPMに資するデータの活用PJ

 8月22日から公表が始まった内閣府の新景気指数、「景気を把握する新しい指数(一致指数)[参考指標]」。この指数の問題点については私自身も何度かnoteで書かせていただきましたが、「エビデンスに基づく政策立案(EBPM)に資する経済データの活用」のプログラムの一環として、メンバーの大塚芳宏・東北学院大学教授が、統計分析を通じて、問題点を指摘し、新指数の精緻化に向けた提案をされています。是非ご一読ください。  本研究プログラムでは、内閣府が2022年7月15日から公表を始めた

やっぱり変だよ、内閣府の新景気指数

改めて批判します  本日(8/22)、内閣府の新景気指数が初めて発表され、日経電子版は「6月…

これで本当に良いの?内閣府の新景気指数

 7月17日の日本経済新聞朝刊に掲載された、内閣府の新景気指数が本日午後に開催された景気動…

「景気は回復」しているのか?

 本日の日経朝刊によると、政府が近々、2020年5月が景気の谷であったと認定する方針とのこと…

9月短観、非製造業全規模の業況改善の”足踏み”を気にしたい

 本日、日本銀行の短観の9月調査の結果が公表されました。日経電子版では、大企業製造業の業…

鉱工業生産は、2年前比ではなおマイナス圏

 本日(5月31日)、経済産業省が2021年4月の鉱工業生産の速報値を公表しました。前月に比べて…

「リーマン後」の再来?

 ※2020年8月18日 18時に追記しました。  昨日公表された2020年4~6月期の実質GDP成長率…

エアコン、本当に売れてるの?

 本日(8月12日)の日経電子版に興味深い記事が出ていました。コロナ禍で巣ごもりの上、猛暑になったことでエアコンが売れているというのです。確かに、我が家も先月、十数年使っていたエアコンを買い換えました。前のエアコンでは室温を18度に設定しても全然涼しくならなかったのに、買い換えたら室温設定28度で十分に涼しく、「前のエアコンは壊れてたのね?」と再確認しました(笑)。  しかし、一方で古いエアコンを引き取って割引してくれるなど、販売条件は悪いものではありませんでした。交換工事