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10年ぶりの書籍「おとなのスケッチ塗り絵」発売記念

皆さんこんにちわ!イラストレーターのトウドです。
この度3/24(金)に10年ぶりの書籍
「おとなのスケッチ塗り絵  彩りのフラワーブーケ~想いを届ける幸せの花ギフト~」(MdNコーポレーション)
が出版になりました!

著書は10年前に「樹木の名前大事典」(くもん出版)を出させて頂いて以来です。
10年間何してたんだ…いやいやお仕事はしてました(笑)
この10年の間に色々な事があったなぁ
少なくとも次男坊はまだ産まれていなかった。
そう思うと感慨深いです。
今回は出版に際して嬉しかった事を色々と記述していこうと思います。

・初めて祭り

今回の書籍、実は初めての事が多かったです。
・まず塗り絵を作成すること自体が初めての経験。
なんならあまり塗り絵を塗ったこともなかったんです。
・そしてデジタルでの納品。
これは納品自体は経験はあったのですが、今まではアナログで描いてデジタル処理をして入稿。だったのが線画を完全にデジタルで作成納品しました。
・そしてテキスト。
テキスト自体はライターさんが書いて下さるのですが、どんな事を書いて頂くかをずっとライターさんとやり取りさせて頂きました。それがすごく楽しかったです♪

最初のモチーフ選びから参加させて頂き、ただ絵を描かせて頂くだけではなく色々と貢献できたことがとても楽しかったし嬉しかったです。
・そして何より今回一番の初めては “単独の著書” ということです。
著者の所にわたくしの名前しか載っていない…なんて心細いんだ!(笑)
今回のモチーフは元々複数のお花屋さんがお作りになったブーケやアレンジメントなので
わたくしとしては原作ありのものに絵を付けるというイメージでしたし、わたくしやお花屋さんにも取材をしてテキストを書いて下さったライターさんや
担当編集者さん、デザイナーさん、プロダクションの皆さん一丸となって作り上げた感が強かったので、できれば全員のクレジットを載せてほしい位でした(涙)
わたくしはあくまでも代表として著者を名乗らせて頂いているだけ…
だけど “初” と言うことはやはり記念すべき事だと思うので、胸を張って行こうと思います。

・家族の反応

今回のお仕事をお請けさせて頂くにあたって
「母しばらく忙しくなります宣言」をした時の事。
長男氏に次はどんなお仕事か聞かれ、塗り絵の本を出版する旨を伝えました。
すると長男氏はすぐに「すごいじゃん!僕買うよ!」と言ってくれました(涙)

これは子供が自分の本を欲しがってくれたことが嬉しかったのもありますが、一番嬉しかったのは
「ちょうだいね」「くれる?」ではなく「買うよ!」と言ってくれた事です。

もちろん家には複数冊の見本誌がありますし、その中の一冊を長男氏の本棚に置いておいても別に構わないのです。
だけど長男氏はそこを敢えて「買うよ!」と言ってくれました。

これは時々物を作ることを生業にしている方達の間で話題になる問題に少し近いと思うのです。

わたくしもこういう仕事をしているとプライベートでも「○○さんの似顔絵はトウドさんに描いてもらって…」みたいな感じで「得意なんだから当然やってくれるよね?」と半ば強制で頼まれる事もあります。

個人的にはわたくしは絵に限らず自分にできることは協力していこうと考えているので学校や地域のボランティアには積極的な方です。
だからお断りはしないのですけど、その考えを自分か持っているかと聞かれればそれはないです。

例えば電気工事士の資格を持っている友人に電気工事をお願いするとしたらそれなりに謝礼を考えます。
その技術はわたくしにはないもので、その友人がその技術を得るには時間もコストも掛かっているのでただではないのです。
でも目に見えないそれを「ダダ」だと勘違いしてしまう方が多いのだと思うのです。

説明が長くなってしまいましたが、とにかく長男氏はきっと友人だから、家族だから「当たり前だよね」とは言わないだろうなと思ったのです。

でもその感覚って意外と子供に身に付けさせるのは難しいのではないかと思います。
それが知らぬ間に身に付いていてくれた事がわかってとても嬉しかった。

子供と関わる時間は年々短くなっていきます。
その限られた時間の中でちゃんと育めていたのだなと実感できることは少ないですから、貴重な機会だったと思います。
まぁ「買うよ!」と言ったあと「あ、でもお母さんから直接買った方が少し割引になるのかな?作った人だから」とは言ってましたけどね(笑)
抜け目ない長男氏。そんな所も好きだよ。

・沢山の方々へ

元々この「おとなのスケッチ塗り絵」シリーズはシニア層に好評と伺っておりました。
ご自宅や病室でコツコツと彩りを添える。
そんなイメージで作成していました。
お花屋さんが作成したブーケやアレンジメントにも誰かを想う気持ちが込められていて、描いているわたくしにもその気持ちが伝染してくるようで仕上がるにつれ素敵な作品になっていきました。
塗り絵は「色を塗る」という事に没頭できます。
ご自身の好みの色合いで仕上げてご自分の「作品」にして欲しい。
そんな思いでこの日を迎えました。
多くの方々のお手にとって頂けたら嬉しく思います。

最後になりましたが、関係各位の皆様、そしていつも応援してくださる方々、支えてくれる家族、大好きな友人達に心より感謝を込めてお礼を申し上げます。

今後ともよろしくお願い致します。

 Illustrator  トウド ヤヨイ (^_^)ノ Thanks! ☆



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