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「これもポーカー?」様々な種目が流行り始めたポーカーの第二フェイズ~アナログゲームマガジン~

こんにちは、とどちゃまです。
今回のアナログゲームマガジンは久々のポーカー回です。

皆さん、ポーカーというゲームにはたくさんの種目がある事をご存じでしょうか。

昔、ゲームセンターにあったメダルゲームで、メダル入れるとカードが5枚配られて、「2枚交換するぜ!」みたいなゲームがあったのですが、ひと昔前ならそれがポーカーだって思う人が多かったかもしれません。

しかし、現在において一番有名な種目は、手札を交換をするゲームではありません。近年で最も有名かつポーカーを人気ゲームに押し上げた種目、それは間違いなく『ノーリミットホールデム』という種目です。

この『ノーリミットホールデム』という種目は、ポーカーの世界人口を大幅に増加させました。そのきっかけは、2003年のWSOP(ワールドシリーズオブポーカー)と言われています。

2003年の優勝者、アマチュアプレイヤーの「クリス=マネーメーカー」は$100に満たないサテライト(=予選)を勝ち抜き、参加費$10000のメインイベントの無料参加権をゲット。そのトーナメントの最後には、1億円がかかったシチュエーションでプロプレイヤーに向けて、役無しのブラフでオールイン要求(チップ全額を賭けた勝負)を挑み、プロプレイヤーはそのブラフに対してフォールド。そのゲームで大勢が決して優勝となりました。

アマチュアプレイヤーが何億もの優勝賞金を手にした事をきっかけに、翌年から参加者が大幅に増加。アメリカをはじめ、各国で「ノーリミットホールデム」を中心としたポーカーブームがスタートします。世界各国のカジノでトーナメントが開催されるようになり、参加者は増加。それに伴って賞金も増加しプレイヤー人口は加速度的に増えていったのです。

そんな世界的な情勢とは裏腹に、カジノのない日本でのポーカーブームは10年ほど前からスタートしました。以前から、小規模の店舗は存在していたものの、ブームのきっかけとなったのは秋葉原にオープンしたアミューズメントカジノです。海外カジノのようにお金をかけなくてもカジノゲームを体験できるという仕組みの中にあったポーカーというものが、10年の時間をかけて大きく成長してきたわけです。

そして、その国内ポーカー流行のトップ種目は、海外と同様にずっと「ノーリミットホールデム」でした。

ところが、近年。ポーカーの他の種目にも流行の兆しが見えてきました。「ノーリミットホールデム」の人口が増えてきた結果、別の種目にも大きな注目が集まってきたのです。

そういうわけで今回は、ポーカーの種目はどのような分類ができ、実際にどういった種目があるのかを見ていきたいと思います。

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