海辺のカフカを再読して
海辺のカフカを再読した。
おそらくすべて読み切ったの5年ぶりぐらいかな。。
再読のきっかけは、
文藝春秋の岸田奈美さん×カラス牧野さんという方のVoicy↓
https://voicy.jp/channel/1101/88614
岸田奈美さんは、村上春樹の猫を棄てるのエッセイを読んでという、記事からtwitterをフォローしていた。
村上春樹を今まで読んでなかった人が、自分の過去というか、背景と照らし合わせて、興味を持ち、はまるというのがすごくしっくり来たのを覚えている。
正直、海辺のカフカは、場面場面では好きな箇所はあるにしても全体を通しては、ベスト10に入るか入らないぐらいの小説でした。
下巻あたりからの佐伯さんと「僕の」無意識化でやり取りや、中田さんが亡くなってからの場面がどうも動きが少なく、無意識に読み飛ばしていた気がします。
↑のvoicyを聞いて、カラスの牧野さんが、「海辺のカフカは自分の聖書に近い?」的なことを言っていました。
また、なぜ村上春樹を読むようになったかという話が「自分がどん底のような場所に居たときに読み始めて、自分に啓示を与えてくれた。」と。(全然違う言葉だと思うけど、多分ニュアンスは合ってる。笑)
自分とハマり方が同じだなと思った。
今まで自分が村上春樹小説に感じていたことを言語化された気がした。
私は小説が好きなので、村上春樹以外も多少読む。白石一文やら江國香織やら。でも何度も読み返すのは村上春樹の小説のみでした。何度読んでも面白いと思っていた。
牧野さんの聖書的な表現を聞いて、
「あぁ自分もある種、そういう感覚で読んでいたのか」と気づいた気がした。
すべて読み返してみると、ベスト5に入るぐらいに好きになった気がするけど、もう内容を忘れている。。。笑 おぎやはぎの小木状態だな。。。
ただ、そのおかげでまた読みたくなるんだろう。笑
そして次はノルウエイの森でも読もうかな。
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