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自己紹介、美容室「LIfT」のこと。

表参道のちょっと特殊な美容室

はじめまして、美容師のBAMBI.(バンビ)です。現在、私は東京の表参道に席が2つしかない、ごじんまりとした美容室「LIfT(リフト)」を5年前から経営し、美容師として働いています。この美容室を始める前も約11年ほど青山にあるサロンで美容師をしていました。

私の美容室「LIfT」では、メニューは基本的にはシャンプー、カットがメインの美容室です。ご希望の方にはカラーではなく、「ヘナ(Henna)カラー」をオススメしています。
そして、こちらからはあまりご提案はしていないのですが、髪質が健康なお客さまで強くご希望される方には、一色染めのみでカラーリングと、パーマもお受けしております。(ブリーチはお断りしています)。 

最近では、カラーリストという専門スタッフが在籍し、マツエクやネイルもしてくれる美容室も珍しくない中で、「今どき シャンプーとカットしか提案しない美容室なんてあるの?」と驚かれる方も多いのではないかと思います。今どきの床屋さんよりもミニマルスタイルなので当然ですよね。
東京で、しかも表参道・青山エリアといえば、名だたる有名・人気サロンの激戦区。たくさんの素敵な美容室がある中、私が限られたメニューでサロンを運営しているのには実はちょっとした理由がございます。

それは、何食のレストランでご飯を食べるか選ぶ時のように、お客さまが美容室を決める際、選択肢の一つとして「LIfT」というジャンル(美容室)が存在していたいと願っているからです。そして、私自身はこの選択肢が美容の本質だと信じて美容師をしています。

では、その選択肢って一体どんなことなのか?」これからnoteを通して、私が美容師としてお客さまにどんなことをご提案・おすすめしているのかをお伝えできたらと思っています。拙い文、そして長話になるかもしれませんが、頑張って綴っていきますので、どうぞお付き合いいただけると嬉しいです。

「LIfT(リフト)」のこと / カットオタクの美容師

「LIfT(リフト)」がどんな美容室なのかを一言で表すと、「最大限、お客さまの素材(髪質)を生かすサロン」かな、と思っています。これには大きく分けて、二つの理由がございます。
まず一つ目は、私自身がヘアカットにとても重きを置いている美容師であるということです。簡単にいうと、カットについては筋金入りのオタクなんですね。
私の実家は住み込みのスタッフさんが何人も働く床屋で、私は小さい頃から散髪の光景を見て育ちました。気づけば何時間でもヘアカットを眺めているような子供で、綺麗な髪や、さまざまな髪質、造形美というものに強い興味関心を持っていました。「自分もあの美しい形をカットで作れるようになりたい」物心つく頃には、そんな気持ちが自然と湧き、美容師を目指して実家の床屋でカットの練習をしていました。

今でも、街や電車の中にいる人を見かけては、その人たちに似合う髪型を考え続けて降車駅を乗り過ごすこともあります。そんな理由から、自分で言うのもなんですが、私はカットでお客さまの個性を引き出し、その方に似合うヘアスタイルをご提案するのが得意なスタイリストです。
ここからは少し余談ですが、私は「カットの上手い美容師」の条件は、造形美が作り出せて、センスがあることだと思っています。いくら美しい形(ヘアスタイル)であっても、その人に似合ってなかったり、時代のムードと逆行している髪型ではカットが上手いどころかクレームものです。

では、床屋の息子だった私はどこでセンスを培ったのか。
それはロンドンでした。自分の感性は悪くはないと思いつつも、最先端のトレンドも分からず、センスを磨く機会が全くなかった私は23歳のとき単身でロンドンに乗り込みます。そして当時から、世界的なトップヘアメイクアーティストだった、ピーター・グレイ氏へ弟子入りします。
この頃の話は長くなりそうなので、ロンドン編はまた別の機会にお話しさせてください。

次回は、LIfT が「最大限、お客さまの素材(髪質)を生かす」ことをご提案する2つ目の理由についてお伝えできればと思います。ここまで読んでくださりありがとうございます。
BAMBI.

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