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高切れの原因は?そしてその対策

新しいロッドを買ったので、いざ釣り場へ!

と、思ったのだけど、ところがですね。

投げてる最中にプツンと切れて、ジグヘッドが遠くへ飛んでいきます。その後も2~3度は投げられるものの、やはりプツン・・・。数度繰り返しても同じ症状なので、

???

と頭の中で浮かびます。ただこれ以上、物品は損できません。ということでロッドのレビューどころではなく、一旦仕切りなおして高切れの原因探しです。

原因はどれ?

推理小説の犯人探しのように、ラインに触れるもの全てが容疑者になります。

ただその前にラインそのものにも原因があるかも知れません。このラインは糸鳴りが酷く、あまりいいラインではありません。このためラインそのものが劣化してしまってるかも知れません。

さて、グッとテンションをかけて確認しようとラインを引っ張ってみると、

お!よく見つけたね!

写真では見にくいですが、指で挟むようにして確かめると一部分に傷によるケバケバが見られます。ということはラインそのものが悪い訳ではなく、何者かによって傷付けられたことが原因のようです。

もしかしてロッド?

次の原因はあまり疑いたくはないですが、買ったばかりのロッドかも知れません。ロッドがラインに関わる部分としてはガイドです。これに関しては、傷がついていれば光を当てると不自然な反射をするはず。それを目視で確認するとともに、1つずつ指で触って確認していきます。

一つ一つ見ていきますが、傷はないようです。ちょっと安心です。これを治すとするならお金がかかりますからね(^_^;

じゃあ、リールかな

リールがラインに関わる部分は複数箇所あり、ラインローラー、ガイド、そしてスプールエッジです。ただ、リールを落っことすみたいな扱いをした記憶はないので原因である可能性は最も低いです。

リールに関しては目視と触感で確認です。

やはりラインローラー、ガイドともに傷はないようです。と、なると残るはスプールエッジのみ。くるくる回しながら目視で確認します。

あ、何か違和感が!

拡大してみると・・・、

赤丸で囲んだところに小さな傷があるのが見えますか?写真では小さく見えますが、爪で触ると明らかに引っ掛かります。キャスト中に切れていたのでラインがスプールエッジに触れた際に傷が付き、それを繰り返すことで弱くなったラインが高切れを起こしていたのでしょう。

ここであれば安価で誤魔化しが効くのでひとまず一安心ε-(´∀`;)ホッ

スプールエッジの傷補修

ちなみにスプールエッジの傷そのものは直せません。ついてしまった傷の段差がラインに傷をつけるので、段差の周りを滑らかにすることが目的になります。

〇準備するもの

耐水サンドペーパー(僕は1200番と2000番を使います)

助手くん達の言うとおり、大きく削ってから細かい目のもので滑らかさを出します。

本当はラインを全て巻きとってから作業するべきですが、ラインローラーがないのでティッシュを巻いて保護します。

その後、水に濡らした耐水サンドペーパーで、ゴシゴシを開始します。

そう。あせらずゆっくり。

時おり指で触って大きな引っ掛かりが無くなれば、仕上げ用のサンドペーパーでザラつきをなくします。

削ったところが剥げちゃったけど明らかな段差はなくなった、かな?

いろいろと苦労をともにしたリールなので、また元気になって欲しいな、なんて思います。


もしも何かの参考になれば、もし何か得るものがあればサポート頂けたらありがたいです。新しい釣具を買わせて頂き、皆さんに紹介させてもらいます!