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楽しい悩み② ~ブルーカレント62TZ nano~

楽しい悩み、ロッド新調計画の第1弾として、師匠の好意でヤマガブランクスさんのブルーカレント62TZnanoをお借りすることが出来ました。
ということでさっそくその使ってみた感想を。

実戦の前に

以前に34の家邉さんがロッドからの感覚を養う練習方法として、こんなやり方を紹介してました。

 ①部屋の中でガイドにラインを通し、使いたい重さのジグヘッドを垂らす。
 ②目をつむる

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 ③目をつむったまま、ゆっくりと竿を持ち上げる。
 ④床からジグヘッドが離れた“!“と感じた時に目を開ける 。

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こうしてラインが張ることでロッドに伝わる変化を感じる練習になるのだそうです。

ということでさっそく62TZnanoと比較用にSRAM-EXR-60sで挑戦。

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使うジグヘッドは日頃よく使う0.8gと0.5g(ジグヘッドは助手くんたちの足元にあるのがわかりますか)
まずは0.8gから開始してみます。この2本ともジグヘッドが床から離れてラインがピンと離れた時の感じがよく竿に伝わり分かります。ただ62TZは少し心もとない感じです。

次に0.5g。慣れているせいか、SRAMはハッキリとラインが張った時の感覚が伝わります。ティップがほんの少しおじぎすることも重さを感じさせてくれるのでしょう。

一方で62TZは、というと“?“という手応えです。
もう一度目を開けて確認してもやっぱり“?“です。 数回くりかえしてようやくロッドの反応を確認できました。SRAMに比べて非常に微弱なのです( ¯ᒡ̱¯ )ウ-ン。

ただ62TZの名誉のために書いておくと、ぶら下げた状態でちょんちょんと振ると62TZのほうがはるかに手元に振動が伝わります。多分これはティップがチューブラであること、そしてガイドがトルザイトであることが要因だと考えられます。

ということで①細やかな振動、潮流なんかはわからないかも②かかったときの振動はかなり大きいかも、という予想の元でいざ実釣です。

実際に港で挑戦

いつもの港に来てみました。ところがいつもと少し違ってやや風と潮の流れが速いです。ということで1.0gを結んでキャスト。

さすが、ヤマガのロッド。しっかりと曲がってくれます。そして遠くまで飛びます。さすが定評のあるヤマガさんです(˶・ᴗ・˶)

ただいつものようにジグヘッドが潮に乗る感じを掴もうとするとここでも“?”となりました。なかなか苦労しましたが、ようやく62TZなりの“潮感”がつかめました。ただSRAMよりは小さいので少し骨が折れますが( °_° )

そして風と潮が落ち着き始め、いつものように0.5gに変えます。するとさらにジグヘッドの存在を掴むのに苦労することとなりました。普段のロッドと違うため戸惑いが大きいです。そんな感じで四苦八苦しながらもがいてるとようやく感じが掴めるようにε-(´∀`;)ホッ

とはいうものの肝心のアジはまったく近くに寄ってきてないようで僕自身も含めて周りでアジが釣れている様子はありません。

そんな中、友人がやってきたので糸を垂らしながら少しおしゃべりしてました。友人との会話をいったん区切り、ジグヘッドの存在を再確認しようとチョンチョンと竿を振ったところ、突然竿に手応えが!

きちんと合わせると写真のアジが!(上げた後口切れしましたが)

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大きさは26cm程度ですが、62TZは綺麗に曲がってくれました。さすがヤマガさんのロッドです。カーブが本当に綺麗でした。

その後は周囲が夜にもかかわらず子供の騒ぐ声が頻発している状態だったからか、アジも寄って来ずにあっさり終了となりました。

まとめ

今回はロッド選定の候補の一つ、ヤマガブランクスさんの62TZを試す絶好の機会となりました。このロッドの特徴は室内実験の結果そのものでした。

・細やかな振動は伝わりにくい

たぶんこれはロッド全体がしなる設計のため、ティップで感じる僕としてはわかりにくかったのでしょう。なので微細な潮は分かりにくい感じです。

・当たりによる反響感度はとても大きい

偶然のようなアジとの出会いでしたが、かかったときに伝わる感じはとても大きいものでした。このためしっかりとかけることができました。これだけしっかりと分かると心強い!

ということで結論ですが、62TZは良いロッドです。ただアンダー1gを操作するというより、もう少し上の重さのリグを操作するものであればたぶん面白いロッドだと思います(これで0.4gを操作する師匠はさすがとしか言いようがないですw)。

そんなわけで僕にはそういう技術をなしにしても操作できる、すなわち欲しいロッド像が62TZを通して浮かび上がってきました。

つまり僕が求めているのは、”潮を感じることができるティップを持つロッド“、そして”当たり感度の大きいロッド“という感じです。つまり、おそらくはソリッドティップでトルザイト使用、ということになりそうです。

とはいえ、ソリッドでトルザイト使用といいつつもまだまだ多くて絞りきれません。そんなわけで僕の楽しみはまだまだ続きます⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝

もしも何かの参考になれば、もし何か得るものがあればサポート頂けたらありがたいです。新しい釣具を買わせて頂き、皆さんに紹介させてもらいます!