休息日記① 心療内科へ

会社を2週間ほど休むことにした。

仕事から離れて心を休めるため、である。


いつからかは覚えていないが、最近仕事するにあたってどころか、日常生活に支障をきたすレベルで、計算したり選んだり物事を考えたり会話したりするのが困難になってきた。

その様を見た友人からは「焼肉が、ただただ焦げていくのを何もしないでじっと見ていたのが怖かった」「目がうつろ」「ふとした瞬間に顔が死んでる」とか言われた。ふむ、やばい奴である。

たしかに、自分でも、今まで仕事で落ち込むことはたくさんあったけど、これはなんか違うな、と思い、満を辞して(?)休みの日でも開いている病院に行って検査してみたところ、うつ病とみられる、と診断されたのだった。

そして迎えた平日の朝、かれこれ仕事がまわせていないことから、上司と面談の機会があったので、その流れで診断結果を言うと、あれよあれよと言う間に2週間ほどの休暇を取ることになった。

理解のある職場、というべきか。でもその職場に追い詰められているのだから皮肉とでもいうべきか。

明日から休むのわかってるのに、今日のところは体調不良で早退するよ、と言うのってどうなの、と罪悪感に苛まれながら少し早めに帰宅。


そして冒頭に戻り、今日が1日目。

休みに入ることになった経緯を、いろいろ相談していた友人に報告がてら電話したところ、

「病院に行け。病気なんだからちゃんと治療しろ。復帰できるかもやもや気にするくらいならなおさら行け。」とこっぴどく叱られた。

たしかに自分の状況をちゃんと知ってから回復に向けてきちんと休もう、と病院を検討することにする。

(最初の病院は3時間待たされたあげく10分くらいしか医者と話す時間なかったのと治療法が一つしか提示されなかったのがなんか不信感あってもはや行く気なし)

まずは病院の初診はどうやってやるのかよくわからないため、メンタルヘルスサービスセンターなるフリーダイヤルのサービスに問い合わせる。

初診を受けるにはまずは電話で予約する、どこの病院がおすすめとかは言えないが電話の雰囲気で決めてみてもいいのでは、とアドバイスをもらい(ほかにも30分くらいいろいろ相談にのってくれてありがたし)、それから近所の心療内科をいくつか検討する。

もし薬を出された場合によく行く薬局に近い方、かつ開いてる時間が普通の病院と変わらず行きやすそう、という理由で病院を選び出し、勇気を出して電話。

向こう1週間くらいを覚悟していたが、当日に予約が取れてしまう。すごい。

そして病院へ。

15分ほどで問診票を書いたあと、診察。

診察室というより、社長室で面接されているような絵面の中(問診票をそのまま読み上げられる様は履歴書を読み上げられているようだった)

問診票で時間が足りず記載できなかった箇所(家族構成など)や、今の症状になるにあたってどこに問題がありそうかを下記のような一問一答で答えていく。

・今回リーダーになることについて、自分はもう少し上手くやれたのに、と思うのと、いや自分は今までやってきたこと全然ないので無理、と思うのとではどちらか?

→半々。自分の範疇を超えてた。小さい範囲なら今までもやったことはあったのでやれていたと思う。

・人に指示するのは苦手か

・部下との人間関係はどうか

などなどたくさん話をした。

そして、病名を挙げるならと言われたのが

「適応障害のうつ状態(うつ病に近い状態)」とのこと。

新しい環境・仕事にうまく適応できず、ストレスを抱えたことで発症している。

治療としては、仕事から離れて「1日3食・適度な運動・睡眠で脳を休める」のと、

簡単な計算や会話に困難が生じていて困っているのが見受けられるので少し薬を使うと良い、

仕事の人がどう思っているだろうとかは考えても仕方ないので思い出しそうになったら振り払うこと、

復帰するにあたってはちゃんと会社とすり合わせるべき、とのこと。

ちゃんと病名があるのか、しかもうつ病とは違うのか、と目から鱗とはこのことである。

薬は私があまり乗り気でなかったので、漢方薬を処方してもらい来週の予約を取り診察終わり。

ふと時計を見ると1時間近く診察されていた…こんなに時間取ってもらえると思ってなかったので正直驚く。

まずは言われた通り、仕事のことは気にせず規則正しく生活するか。

と、その足で銭湯で1時間交互浴→スポーツジムで筋トレし、今日を終えることにする。

このご時世なのであまり遠くには行けないけど、のんびり過ごさせてもらおう。

またあしたー。