旅人の唄

昨夜は三重県桑名のライブハウス「adon space  M」さんでライブを行った。お越し頂いた皆さんと共演のTHE NATURALKILLERS兄さん、店長の松野さんに全力の感謝を。

今回は単発なのでツアーと言えたような大袈裟なものではないが、ミュージシャンにとってツアーは特別であり、日常である。

自分の知らない、自分とは違う環境で生きてきた方を前に、音楽という武器だけで自分を価値あるものと認めて頂くのである。まあお店の雰囲気やその方の精神状態など演者に起因しない要素もあるものの、基本的には音楽を演奏する人間がその夜を形作っていく。

昨日共演したTHE NATURALKILLERSさんもそうだが、旅を重ねる人の唄はどんな場所であろうと夜を形作る。ミュージシャンによって様々だが、自分の持つ武器を最大限生かしたライブをするのだ。その姿こそが人の気持ちを掴み、揺り動かすのだ。

人様に価値を見出してもらう為には、自分の一番強い部分を理解しないといけないのだろう。僕はまだまだ研ぎ澄ます必要があるようだ。

バスは間もなく京都に着く。来週にはまた関東に旅に出る。