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ヒカリトカゲ

先日からチマチマと進めてきたCDが完成した。
慣例ならばレコ発ライブを行い、そこに集まってくれた方に一番にお届けするのが筋だが、そこはご時世。昨年からお世話になっているネット通販サービス「BASE」にて先行発売を行うことにした。

CDタイトルを「ヒカリトカゲ」とした。
「孤独」と「繋がり」がメインテーマとなっている。それは誰にもわかって貰えないものかもしれないが、誰もが胸に秘めているものだと思うのである。

今日は収録曲について、製作者としての解説というかコメントのようなものを記していきたいと思う。興味を持って頂けたら是非CDを聴いて欲しい。

1.ブラック珈琲
新作。アルバム冒頭を飾る小品。戸田は珈琲に砂糖やミルクを入れないのだが、その方が香りを楽しめると思う。しかし好みは人それぞれ。それで良いのである。アルペジオシンプルながらつまづきまくる。

2.ミルキーウェイ
新作。七夕、天の川をテーマにしたメルヘンな曲と見せかけた、一人男の鬱屈した想いを募らせた歌。イントロのフレーズは散らばる星をイメージした。景色をいかに音に出来るか。アーティストとしてのテーマである。

3.東京マシンガンブギー
2014年作。初めて東京にツアーに行った時、渋谷の人混みの中で浮かんだ曲。パーティーナンバーでもあるかと思うが、孤独を現す為にあえてギター一1本歌1本のアレンジとした。

4.自転車を撤去されても
2020年作。愛するブルーズやソウルのテイストを自分なりに解釈した一曲。「自転車を撤去される」とはつまり、理不尽の暗喩である。

5.二人は橋を渡る
2019年作。前作「RUN IN THE NIGHTMARE」にも収録したがアコースティックギターバージョンで再録。某ラノベのワンシーンをモチーフにした。

6.旅人の唄
新作。そのまんま旅人の唄であり、成長する唄でもあり、生きていく事そのものの唄である。かつて作った曲「シンガー・ソングライター」(シングル「君可愛いのにオッサンみたいな煙草吸うんだね」ボーナストラック収録)を下敷きにしている。

7.タンブリングロック
新作。終電を逃す事の多い自分のテーマのような一曲。最近流行りのコード進行を意識したが流行りそうもない。得てしてそんなもんだ。

8.のように
新作。最後までタイトルがつかず、アイデアをツイキャスで募った。誰かと比較して逃げ道を探すけれど、それは結局自分のせいなのだ。

9.風向きは変わった
2014年作。シンプルな進行・構成で、バンドのライブではセッション的にやる事も多い曲である。「街を行き交う人に俺はなりたいのさ」それが全てである。

10.ウタイチ
2018年作。一年間Twitterで続けた「ウタイチ」という企画を締める一曲として製作。不要不急という言葉が蔓延った時、歌わなければいかんな!と掘り起こした。

「ヒカリトカゲ」戸田大地
通販はこちらから。
https://todataichi.thebase.in/items/49376069

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