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ラジオヘッド

今日は地元FM局「FMおとくに」でのラジオ生放送だった。聴いて頂いた皆様に感謝である。こうして日記を始めた事でもあるので、今日は少しラジオの裏側を語りたいと思う。

二年半程前からラジオのパーソナリティとして活動しているが、オールナイトなジャパン的な番組をやっているようなメジャーな局との違いは多々ある。

まず電波が弱い。全国○○局ネット!とかではないので、地元の方以外が聴いて頂くためにはスマホアプリ「リスラジ」を使って頂くことになる。

そして番組作りに関して大きな局はディレクターや放送作家、音響オペレーターやアシスタントなどの沢山の方が関わっているが、小規模なFM局の場合、殆どの仕事をパーソナリティが行う。

事前に番組内容や流す曲を考え、進行表を作る。当日までに音源を調達してゲストが居るなら手配し、放送中にはお便りやTwitterに答えながら時間の押し巻きを調整して曲を再生する。

つまりパーソナリティとして話す事に加え、企画・制作・音響を担わないといけないのである。(本当は営業も必要。本当どなたかお願いしたい…)

以前からミュージシャンゲストとしてラジオに出演する機会は幾度か頂いたものの、自分が関わるラジオの世界はそれとは大きく違うものであった。

最近でこそ慣れてきたものの、ファミコン程度のマルチタスク能力しか持ち合わせていない僕は、もういっぱいいっぱいだった。

しかしそういう環境だからこその利点もある。しがらみもなく、自分のやりたい事や表現したい雰囲気を自由に作れる点である。特に木曜の看板番組「戸田大地のヘイ!雑・ミュージック」では、88分間やりたい事しかやっていないし好きな曲しか流していない。

そしてこれが今一番メリットと思える事なのだが、コロナ禍で会えなくなってしまった方との繋がりを感じる事が出来る。動画配信が一般的ではあるものの、ラジオは人を巻き込む力が強い様に思える。それはつまりラジオというメディアが重ねてきた歴史の様に思うのだ。

出来なくなってしまった事が多い中で出来る事は、必ず僕の糧になってくれると思う。

そんな訳で一週間のうち幾日かは戸田はミュージシャンで有りながらラジオに取り掛かる「ラジオ脳」になっているのである。一度聴いて頂けると嬉しい。

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FMおとくに(京都乙訓地域86.2)戸田大地出演番組

「戸田大地のヘイ!雑・ミュージック」毎週木曜日午後3:00〜4:28

「HOT!むこうからっキー」毎週日曜日午前10:30〜11:58(月一回出演)

「きょうとこれからラジオ」毎週木曜日午後17:00〜18:00(五週目「舞台芸術」パーソナリティ)

FMおとくにホームページ https://fm-otokuni.com

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