見出し画像

[参考書レビュー]荒巻の新世界史の見取り図

レベル 

センター試験〜二次試験

メモ&レビュー

東大受験生なら誰もが知っているといっても過言ではないでしょう。

この本の利点としては、歴史のつながりが掴みやすいことが挙げられます。また地図も随所に挿入されており、その点でも困ることはないでしょう。

しかし、これは荒巻先生自身が上巻の冒頭で言及しているように、歴史用語を網羅的に掲載しているわけではありません。ですから、これを読んだからと言って単語が身に付くわけではありません。いつかは教科書や一問一答でキッチリと詰める必要があります。例えるに、『見取り図』や『実況中継』、学校の授業で得る歴史の理解は容器、教科書や一問一答で培う知識は中身、といったところでしょうか。知識単体だと散逸してしまいがちなのは周知の事実ですが、逆に見取り図のみを理解したといっても、それは「見た目は理解しているようでも試験になるとツメが甘い人」でしかありません。

推奨する使用法

普通に読みます。読み方(音読・黙読)や工夫(蛍光ペン、落書き)は自分で一番頭に入りやすいものを考えてください。

独学の人:実況中継の方が幾分口調が柔らかく読みやすいので、見取り図が頭に入りにくい人は『実況中継→教科書→見取り図』というルートを踏むと良いでしょう。見取り図から入れる人は『見取り図→教科書』でも可です。

授業で世界史がある人:授業で教科書を進める際の補助教材として使うと良いでしょう。

​いずれにしろ、教科書との相互作用で力を発揮する教材だということを忘れずに!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?