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試験当日の注意点

東大入試研究会です。

二次試験1日目まで、あと2日となりました。ここでは、当日の注意点をまとめます。

文理共通

①1日目に、2日目の教材を持っていく。2日目に、本を持っていく。

その日の試験終了後(数学・英語の終了後)には、答案カウントのための待ち時間・分散解散のための待ち時間が存在します。

答案カウントのための待ち時間ではスマホを触ることが許されません。1日目終了後は2日目の勉強をしたいところですが、紙で教材を持っていないと何もできません。何より、何もしていないと、ふとその日の試験の間違いに気付いたりしてしまいます。それを避けるためにも、1日目は2日目の教材、2日目は暇つぶし用の本を持っていくといいでしょう。

自分が受けたときは答案カウント10~20分(たしか30分くらいまで伸びた科目も)、分散解散に40分ほどかかり、1時間ほど試験会場で待ちました。今年は密を避けるため、さらに分散させると考えられ、人によっては1時間半ほど拘束されることも考えられます。

※なお、列車・飛行機の時間が迫っている場合、試験監督に申し出れば特別に取り計らってくれるようなので安心してください。
※分散解散とは、4500人の受験生が一斉に駅に押し寄せるのを防ぐため、「◯◯号館の受験生、退出してください」というアナウンスに従って順次解散するものです。1日目遅かった部屋は2日目は早い、みたいな規則性があるとか。

②体温調節ができる服で行く

例年試験会場は、受験者の熱気で暑いですが、今年は換気の必要性から、出入り口付近の受験生は肌寒く感じることが考えられます。細かな体温調整ができる服(試験中でも脱ぎ着できるようなもの)で行くのがいいでしょう。

③(花粉症の人)対策をして行く

先述したように今年は換気がされると考えられるので、花粉が容赦無く入ってきます。東大のキャンパスは緑豊かです。

ティッシュは多めに、目薬、薬も持参、くらいの対策はしていきましょう。

※試験中、ティッシュは袋や箱から出したものしか置けません。
※試験中の目薬の使用は、試験監督の許可を要します。

④受験者心得を熟読する(※重要※)

受験票と一緒に、持ち物や受験上の注意が書かれた紙(受験者心得)も送られてきたと思います。熟読しておいてください。学力以外のことで失敗してほしくありません。一応⑤で持ち物は挙げておきますが、必ず自分で受験者心得を確認してください。
受験者心得を読む際に特に注意して欲しいのは以下の2点です。

⑴試験官の許可を得なければ使ってはならないものを確認する
⑵試験中はどういう状態になっているのが正常か確認する(机上に置いてよいもの、身につけて良いもの、荷物置き場、脱いだ上着置き場、スマホ等の状態)

シャープペンシルの芯や鉛筆削りは机上に出すことが許されていないので、試験前に補充しておく、削っておくなどしなければなりません。

⑤持ち物

受験者心得の持ち物部分を送っていただいたので、持ち物についても書いていきたいと思います。太字は、「全て持参すること」と書かれているものです。

1.東大二次受験票
2.共通テスト受験票
3.鉛筆(マークシート用)(和歌・格言などがあるものは不可)
4.消しゴム
5.マスク(無地)

6.体温記入用紙
7.ティッシュ(中身だけ出せるもの)
8.目薬など(試験中は許可が必要)
9.体温調整用の服(文字のあるもの禁止など要確認)
10.座布団(文字のあるもの禁止など要確認)(許可が必要)
11.昼食、菓子、水分(試験中の水分補給は許可が必要)
12.(1日目)1日目の直前チェック用教材、2日目の教材
13.(2日目)2日目の直前チェック用教材、暇つぶし用の本
14.時計(通信機能あるもの禁止など要確認。腕時計が無難でしょう。)

お気づきの点があれば、質問箱でご指摘をお願いします。

⑥1日目終了後は2日目しか見ないように

もう終わった試験を振り返ってはいけません。以前会員に対して行ったインタビューによると、昨年の受験生は数学が難化したこともあり1日目夜のメンタルに響いたようです。そのときは実際に難化していたのでtwitterを見て落ち着けたようですが、実際には難化していないのに難化情報を求めてしまったときは大変です。

不安な気持ちはわかりますが、1日目の情報はシャットアウト。twitterは見ないのがいいでしょう。

文系(駒場)編

①コンビニはない

コンビニはありません。あることはありますが、距離が距離なので、ない、と言い切っておきます。駒場の土地勘がある、試験会場に着いてから必要な物に気がついたなどでなければ、昼食はホテル・自宅付近の店で調達しましょう。

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「セブンイレブン目黒駒場1丁目店」は近いように見えますが、間に線路があるので、東大前出口(渋谷側)の逆である吉祥寺側の出口、あるいは線路を挟んで東大と反対側の出口から出て、大回りしなくてはなりません。時間のない受験生が行こうとすると確実に焦ることになるので注意してください。

「ローソン駒場一丁目店」は、吉祥寺側の出口から出ればさほど遠くありません。が、正門からは近くないので極力駒場でコンビニに寄る必要がないように準備しましょう。

②正門しか開かない

通常駒場キャンパスに行くには、複数アプローチが存在します。

①京王井の頭線/駒場東大前駅下車
②渋谷から歩く
③千代田線/代々木公園駅・小田急線/代々木八幡駅下車
④千代田線・小田急線/代々木上原駅下車

結論から言うと、③④はアウトです。新宿・渋谷・下北沢で京王線に乗り換えてください。電車で行くとしたら、正門が目の前の駒場東大前駅しか推奨できません。

②は、要下見です。駒場キャンパスの正門は何かとアクセスが悪く、初見で駒場東大前以外の行き方をするのはやめておきましょう。

③トイレの場所、要確認

駒場は毎年、12号館前と7号館下に仮設トイレが設置されます。ただ、今年度に7号間南(11号館北)に屋外トイレが新設され、後者は設置されない可能性もあります。自分の館のトイレ、仮設トイレの位置は確認し、余裕を持って行ってください。

なお、トイレ待ちによる入室時間の遅れは多少なら許されていた記憶があります。

理系(本郷編)

①本郷正門は駅から遠い

理科一類、理科二類受験生の入り口である正門ですが、丸の内線・大江戸線/本郷三丁目が最寄りとはいえ、本郷三丁目からすぐかと言われるとそんなことはないです。歩くと5分くらいかかり、構内も広いので最短距離で行っても正門から数分かかります。時間には余裕を持っていきましょう。

②トイレの場所、要確認

例年、安田講堂前広場に仮設トイレが設置されるらしいです。本郷キャンパスの施設は、自分が立ち入った限りのところだとお世辞にもトイレの数が多いとはいえません。よく確認しておいてください。

③試験会場(建物)で迷うことを前提に

地図を見てなんとなく分かったと思いますが、本郷の建物は非常に複雑です。学内でも、全部把握している人はあまりいないと思います。同じ建物でも、A教室とB教室では入り口が違う場合などがあります。1日目は時間に余裕を持っていきましょう。

おわりに

以上です。適宜追加して行くこともあるかと思いますが、その際はtwitterでお知らせします。

コンディションを十分整えて、悔いがないよう入試本番に臨んでください!

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