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京都は日々新しい

っていうか、京都に来るたびに新しいドキドキを受けとる。たいへん新鮮な街だ!
伝統工芸品といわれるものを作っているので、仕事で京都に来る機会が多いのです。若いころは京都に住んでいて、息子も京都の大学に通っていて、最近ではプライベートでも遊びに来ていて、一番訪れる回数が多い街。
千年の都という言葉どおり、古き良き日本の伝統がウリの街ですが、伝統を守るためには新しいことに挑戦し続けるしかない、という定義を思い知らされる街でもあります。

カバー写真は白砂村荘(橋本関雪記念館)の庭に咲く半夏生。大群!
こちらが所有されてる赤穂緞通を拝見しに参ったのです。若いころから白砂村荘は銀閣寺の参道にあり、日本画の大家の邸宅で庭が有名であり侘び寂びの典型だと思っておりました。で中に入ることなく何十年。。
初めて内部を鑑賞してドキドキの連続。大正初期に建てられた画室が新鮮!日本建築の定番サイズを無視!四方に美しい硝子戸が(大正の歪み硝子は私のツボです)入っているのですが、北は柔らかい光を取り込むために巨大!初めて見る大きさ。
庭には茶花を中心に様々な四季の草木が植えられていて、その配置が斬新!日本庭園の基本をたぶん無視!
そして美術館に入って目に飛び込んできたのは美しい大陸の女性と溢れる色彩!未完成の皇室におさめる筈だった屏風が正面にありましたが、海の色が違う!突き抜ける青はラピスラズリ、今でいうミントグリーンは緑青なんだろうか?透き通った色合いがなんとも美しい!
そして絵葉書として見た「南国」!異国の船の煌めく黄金の帆!小さな絵葉書から黄金の光がほとばしる。現物はなんと姫路美術館にあるそうです。これはなんとしても鑑賞しなければ!

帰りのJRの中でドキドキした思い出をしがんでいたら、つり広告に「色と行く旅、台湾」この大陸美人と大陸の色合いだったんだよなぁ。思わず立ち上がって写真撮っておりました。

赤穂緞通工房ひぐらしwrote #京都 #日記

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