ロワイヤルデッキ作成ログ vol.2 デッキタイプの思案
前回、デッキ構築の指針について話したので、今回はデッキタイプの選定についてお話ししたいと思います。
数多のデッキタイプがある中で、まずKONAMIさんより提案されたのは以下の8つでした。
- 「ブラック・マジシャン」採用の【魔法使い】
- 「青眼の白龍」採用の【ドラゴン】
- 「ギルフォード・ザ・ライトニング」採用の【戦士】
- 「溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム」採用の【ロックバーン】
- 【エクゾディア】(レアハンター風味)※
- 「マハー・ヴァイロ」の【装備ビート】※
- 【カオスソルジャー(儀式)】※
- 【墓守】
しかしながら※印を付けた3タイプについては、構築段階で除外する選択を取らざる得ませんでした。
理由としては、以下の通りです。
【カオスソルジャー(儀式)】
儀式という特性上、カード消費が激しくシーソーゲームが起こりづらくなってしまう。また「ブルーアイズ」と比較した際に優位に立てる点が乏しいため。
【エクゾディア】
「エクゾディア」を阻止できる汎用的手段がハンデス(手札破壊)以外にはなく、エクゾディア側のデッキが回るかどうかの展開になりがち。さらにプール内に戦闘以外を勝ち筋とするデッキが二つ以上存在すると、見ていて退屈なマッチアップが生まれてしまうため。
(キャラ的なイメージやゲーム展開を考慮して【ロックバーン】デッキを採用)
【装備ビート】
装備ビートという特性上、一度でも除去されてしまうと立て直しが効かず、詰み状態になってしまうため。また展開が単調になりがちであるため。
そして上記3タイプの代わりに、
- 【三幻神】
- 【ハーピィ】
- 【ダーク・ネクロフィア】
- 【サクリファイス】
- 【デス・ガーディウス】
- 【アトランティス】
- 【絵札の三銃士】
- 【ガジェット】
の8タイプを加えて、13タイプでデッキを作成。簡単なテストプレイと採用するデッキの絞り込みを行いました。
デッキの選定基準は、第一にターゲット層が見て理解できること。カードの知名度も考慮し、複雑な動きのカードが必要となるデッキは除外しました。
次に視聴コンテンツ用デッキとして適していることも重要と考えました。逆転性や相手を詰ませるカードがないかを判断しています。
そして、プレイ用デッキとして適していること。事故が少なく、ワンパターンな展開とならないように構築を進めました。
そして、テストプレイの結果下記の5つを除外することにしました。
【ダーク・ネクロフィア】
悪魔族でデッキに採用し得るカードが少ないため。
(【デス・ガーディウス】と合流させて1デッキとしました)
【ハーピィ】
不利盤面を返しづらく、有利不利がはっきりしていて面白いゲーム展開となりづらいため。
【三幻神】
神のネームバリューは魅力だが、リソース消費が激しくシーソーゲームとなりづらい。さらには「ラー」と「オシリス」が環境的に弱く、かといって「オベリスク」を3積みするのも原作のフレーバー的に憚られたため。
【ガジェット】
展開がワンパターンになりがちだったため。また除去カードでしかパワー調整ができず、露骨に弱い除去カードを積むことは避けたかった。加えて、サーチが頻繁に入ってしまいデュエルのテンポが悪くなってしまうため。
【絵札の三銃士】
デッキの動きが固まっており、展開に幅を持たせにくいため。またメインアタッカーである「アルカナ ナイトジョーカー」が消費に見合った場持ちではなかったため(ダメージステップ発動不可のため)。
そして、最終選考まで残ったのが以下の8タイプのデッキです。
- 「ブラック・マジシャン」採用の【魔法使い】
- 「青眼の白龍」採用の【ドラゴン】
- 「ギルフォード・ザ・ライトニング」採用の【戦士】
- 「溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム」採用の【ロックバーン】
- 【アトランティス】
- 【サクリファイス】
- 【デス・ガーディウス】
- 【墓守】
それでは次回から、この8デッキでの本格的なテストプレイの結果についてお話したいと思います。
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