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元AV女優、台湾プロ野球で始球式 下らないニュース解説番外編その21

何か全然涼しくなる気配のない今日このごろのニュースはこちら。

元セクシー女優、プロ野球始球式登場を疑問視する声に「理解して」「仕事に最善尽くしてる」

元AV女優の三上悠亜が台湾のプロ野球で始球式を務めたことで、「AV女優を公に出すな」と非難の声が上がっているとのこと。

別に元AV女優だろうがええやんか、私の好きなスタローンも元々ポルノ男優だったしと思うのですが、私が気に食わないのは、AV女優をわざわざ「セクシー女優」なんて呼んで誤魔化しているところ。

これはもう20年以上前から松本人志が著書の中で言及していた、AV女優をAV女優て言って何があかんねん、ホンマのことやろがという話で、まさに「AV女優と呼んで何が悪い。そんなに自分の仕事に自信が持てないのか」ということですな。

呼称を変えただけで特に何が変わるわけでもないのに、なぜ誤魔化すんだい?

※飯島愛も晩年はAVについて隠さなくなったし。あと調べてたまげたけど飯島愛って享年36だったんや。

しかし、ビデオテープはもう廃れてDVDやストリーミングの時代になっているので、AVという呼び方もどうなのと思ったのですが、元々videoには「映像」という意味があるので、そのままで良いのでしょう。

表現の自由を守ろう

そんなわけで、「セクシー女優」とやらに限らず、世の中誤魔化し言葉が少なくないと思うのは私だけではないはず。

  • 「シングルマザー」←母子家庭、片親

  • 「子ども」←子供

  • 「障がい者、障碍者」←障害者

  • 「やんちゃ」←ヤクザ、犯罪行為

  • 「認知症」←ボケ、痴呆症

パッと思いついた無難なものだけでもこんな感じで、たちが悪いのは、元々の呼称を使う、たとえば「この寺には『ボケ封じ』のお地蔵様がある」なんて言おうものなら、やれ差別だ何だと気違いみたいに騒ぎ出す輩がいるところ。

こういう輩は己の人生で成し遂げたことなど何一つ無く、この社会から必要とされておらず、そのくせ独裁や権力といったものに並々ならぬ憧憬と執着を持ち物事を思い通りにしたいため、ゲシュタポや紅衛兵の如く差別差別と騒ぎ立てて言葉狩りをおこなうのであります。(あと「差別」「人権」はカネになるから)

そういった奴等のせいで手塚治虫の漫画に一々注意書きがあったり、あしたのジョーや巨人の星の台詞が改悪されたり、杉良太郎の遠山の金さんで台詞が無音になったりと、表現の自由が侵されるのを目の当たりにして苦々しい思いをしておりました。

私は検閲前の『カムイ伝』しか読んだことないけど、現在のは一体どうなっているのか怖くて読む気がしません。私の好きな水無月右近周りのエピソードは絶対検閲されてそう。なんせ「びっこ」ですら言葉狩りの対象になるからな。

こんな感じで人権ヤクザ共による言葉狩りを大いに嘆いていたのですが、少し前にネットで話題になった「片親パン」という言葉にえらく感動してしまいました。

一体何に感動したのかというと、言葉の意味はともかく、「シングル」といった誤魔化し言葉や言葉狩りに潰されず、「片親」というワードがこの令和の時代に生き残っていたこと。

まるで苦難の旅を経てナーランダに到着し、インドでは衰退したといわれていた仏教がなお生き続けているのを発見した玄奘のような感動を覚えたのであります。知らんけど。

この言葉を発明?したのは若い世代とのことで、今の若い世代も捨てたもんじゃない、そして、みたか独裁者共、お前らなんかに表現の自由を滅ぼすことはできんのや、歴史が証明するように滅びるのはお前らの方だなどと思いつつ、今回はここまで。

応援、ありがとー