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マスクの洗い方の説明書
10月に入り繁忙期真っ只中、マスクが縫い上がっても袋詰めする手が足りない。普段なら任せっきりにしている私も袋詰め作業に入りました。
3L・4LマスクはWeb販売専門商品で、飛ぶように売れており嬉しい限りです。
マスクの袋詰め作業は衛生台を用意し、アルコール消毒をした後に開始します。
1枚1枚検品を行い「縫製不良」「生地や耳ゴムの汚れ」それらがないかを確認し2枚1セットにして袋詰めを行います。
8月よりWeb部署に午前中だけ業務兼任してくれている粟根さんと二人で黙々と作業をしながら、ふいに「お客様にマスクの洗い方の案内入れたいんよね、けど手が回ってなくて」とぼそりと話しました。
次の日も朝からバタバタとしており、午後からやっとマスクの袋詰め作業を再開し、チャイムと共に片づけを行っていると1枚の用紙が目に留まりました。
裏返しに置かれたA5の用紙。
「なんだろう」とみてみると、鉛筆で丁寧に小さな文字で「マスクの洗い方」が図入りでしっかりと描かれていました。
直ぐに粟根さんだとわかりました。
彼女の姿が見えないので、中田君に「見てこれ凄い」と報告をし話していると別作業を終えた彼女がやってきました。
「粟根さん描いてくれたんね、凄いねこれ!」
照れくさそうに粟根さんが目線をそらしました。
すかさずツイートしてお客様に報告しました。
後輩ちゃんが書いてくれたマスク洗濯説明書
— 総ゴムボトムス研究所👖【公式】旧DailyBottomMarket (@Daily_TCC) October 15, 2020
このまま配布したいけれど、鉛筆書きやけ
明日頑張ってイラレでなんとかする・・・! pic.twitter.com/Qv6rbsa8lf
鉛筆書きだからAi化(illustratorというソフトで加工)しようと思ったんですが、思いとどまりました。
このまんまがいいなぁ
彼女が自分で考えて調べて描いたものをへんに変えたくなかったんですね。
マスクをお買上頂いたお客様には本日より同封させていただいております。
たった1枚の簡単な説明書なんですが、小さな優しさやそこにはある気がするんです。
お手元に届いた際に「ほっこり」が一緒に伝われば良いなと想います。
広島県福山市北部の小さな会社で地道にズボンを売っている会社です。記事はWeb販売管理部の新井・中田・粟根が書いております。 少しでも弊社の事をお近くに感じて頂けたら幸いです。