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12. スクールライフ

東京でブリティッシュカウンシルで学校の情報を調べようと

連絡してみたが、

あまり詳しい情報が分からないから怪しいかもしれないよと

役に立たないアドバイスを頂いた上に、不安材料までいただいての

学校へのEnrollであったが、チェルシーにある1914年建設のCarlyle Schoolとして建てられた建物の中には、シンプルな日本の学校のような教室が点在していて、朝は受付でレジストレーションを済ませてから

教室に行くと既に何人か来てることが多い。

学校は、9時スタートなので、7時半には最初のバスに乗る。

次のバスも30分乗るので遅れずに毎日家を出るのは思いの外難しくなかった。

私のコースはファッションインダストリー・ミリナリーコース(ファッション科製帽コース)。アダルトエデュケーションの一環としてチェルシーカウンシルが主催しているコースで、外国人は、私、Mか、Sえの3人の日本人のみで、他はロンドン在住の大人で年齢もバックグラウンドもバラバラだ。

Mケル、Tリーザ、Wニーはジャマイカ系。残念ながらラスタ教のTリーザは2学期からは戻らず。Mケルは1年のみだった。

タイ人のSー、凄いお喋りだが、半分以上聞き取れない。。。がとても人懐っこいが、他の人と話をしていると凄い睨みが入る嫉妬深い憎めないタイプ。。。

Wニーは、ママという風に抱き着きたくなる抱擁力のある優しい人で
私たちは、全然痩せていないんだけど、栄養が足りてないと、WニーとSーはお昼をみんなの分持ってきてくれて、みんなでキャンティーンでお昼を食べるのがとても楽しかった!!ジャマイカのカレーや、シチュー、タイのカレーや、ヌードルなどを喜んで持ってきてくれて、私たちは本当に楽しい時間を過ごす事が出来た。WニーとSーと3人でコンペティションのファイナリストに呼ばれたときは、嬉しかった。

Vシリは、ロシア人の若いDJ、良く遊んでもらったが、口数少ないアーティスト系。

Aクスは唯一英国人?ダブリン出身のアイリッシュなので結局英国生まれの英国人は生徒の中にはいないことになる。Aクはナローボートでロッテルダムから、イギリスまで旅行したことが有るという冒険心の強い良い人。
彼女はシングルマザーだけど、ボーイフレンドと住んでいるというアパートにみんなをパーティーに招待してくれた。何時も私たちは、教室では隣の席に座っていた。

トルコ人のAファは、その昔女優だったという事で、ポートレート見せてくれたが、輝くような美しさ。。。今はそれほど昔の影が見えないがしっとりした大人で、しっかりとした自分のセンスを持った人。
他にも心理学を学んでいるという。何時もMリとAファの議題は、ミリナリーでお金持ちの人を知っているか??ミリナリーはお金持ちにはなれないだろうという話。ノッティングヒルの自宅に皆を招待してくれた良い人!

Mリは、フランス人らしい、ついついOoh Lalaを連発してしまう少し気取り屋の主婦。彼女の帽子も、フランス人らしい華やかさがあり、羽飾りをふんだんに使うクラッシックなスタイル。フランス人の多いケンジントンに住んでいる彼女も1年のみ。

Sラは、シンガポール人でいつも世話焼きでまじめなタイプ。どちらかというとティーチャーズペット的なタイプ。。。凄く良くしてもらっていたが、ロンドンにスコットランドから彼が来るのにバーンズの家は泊れないことになった為にどこか探しているという話をした時に、住んでいるところの隣が開いているから口きいてくれると。何度聞いても結局返事がなく困っていた所、Mケルが助けてくれた。ありがとう!!彼のスペアのフラットを貸してくれた。。。
彼女については、先生から絶大な信頼を受けていたにも拘らず何が彼女をそうさせたのかは謎だが、チェルシータウンホールまで卒業制作のショウの作品の搬入の為にVanを借りようという話をしていた時に自分が引き受けて当日ドライバーも合わせて学校に来るから一気に運べるよ!任せてという事で、みんな安心していた。だが、、、、当日彼女は連絡しても連絡つかず、もちろん待てど暮らせどVanなど来ず、結局それぞれタクシーで搬入する事になった。。。

Mか、Sえは、私は何時も付きまとっていたような。。。

二人とも前からロンドンに住んでいる為私よりもロンドン情報に詳しいので、とても頼りにしていた。とくにMかとは、ほぼ毎週のように出かけて

パブや、ギグや、パーティーなど楽しんだ。