私的WSH Prospect Ranking '23


昨夏の罪深きJuan Soto放出で得た逸材の1人。6'7"/240lbsというNBA選手並のフィジカルはWSH傘下ではもちろんMLB全体で見てもトップクラス。こういった高身長選手はヒョロガリだったり肉の付きすぎだったりとバランスがセンシティブだが、今のところ理想的なスタイルを保っており、ただCFのポジションに立っているだけで画面映えする。本人の美意識も高く、Tatis Jr.のようなMLBの顔になるポテンシャルがある。肝心の成績は、昨年LoAで76試合で50BB/75K/12HR。リーグ平均年齢が21歳であることを考えれば十分な数字である。フロリダのIMG Academyで チームメイトだったGreenと共に、5年後のコンテンダーWSHの外野の一角を占めてくれることを願う。


Woodと同じ、顔のいいパワーバット。ブロンドヘアと引き締まった肉体が大変美しい。パワーツールはMiLBでもトップクラスと評されている。昨年は怪我で後半戦を欠場したが、今季は開幕からLoAで長打を連発。昨年の12BB/59Kから18試合経過時点でBB>Kとアプローチも改善傾向にある。HSではSSだったがサイズの大きさから将来は3Bが濃厚とされる。フットワークは軽く、某boomみたいな限界守備ではないことは確か。Georgia生まれなだけに「Winderと共に去りぬ」とかボヤきたくない。


昨年夏に昇格したもの、案の定怪我をして今季全休となった2年後のエース。調子が良ければ平均97mphくらいのFFとゴツいCBがピッチングの中心。2021年にMiLB全体の奪三振王に輝いた(投げすぎ)実績があり、健康であればローテ前半で200Kを安定してマークできそう。しかし現状セカンダリーピッチがお粗末なため、そこの改善は必須となる。


近年のHS左腕でも最高傑作と言われていた逸材が昨年8月1日にナショナルズへ加入。毎年のように怪我に泣かされている印象だが、今年は3試合に先発して無事に2勝を挙げるなど、単純な成績で見ればすでにエースと呼んでも差し支えない。同じ速球派先発左腕として、K-rateが13%まで落ちぶれたCorbinから損した年俸分の何かを受け継いでほしい。


昨年8が(ry。この投手をパッケージに含めるかでRizzoがゴネたようで、そのためにBellまでSDに飛ばすこととなったが、今のところその判断は正しかったと思わざるを得ない。移籍後まもなく103mphを叩き出したのは衝撃だったが、さらに恐ろしい点は先発登板試合で100mphをアベレージで記録することである。同じ芸当ができるのは世界でも3人くらいしか見当たらない。コマンドも優れてるとまでは言えないが、少なくともLuis Medinaよりは安心できる水準だった。


見た目もピッチングスタイルも「これぞLSU」といった印象のSP。MiLBでの通算登板は20試合にとどまっているが、ハイクオリティなパフォーマンスを残しており、高く評価される。リリーバー転向との声も大きいが、できれば先発で育てたい素材。


昨ね(ry。いわゆる5ツールプレイヤーで、名前のカッコよさも含めて欠点らしい欠点が見当たらない。アッパークラスでは苦しんでいるが、おそろくそのうち適応できるだろう。いつの間にかレギュラーに定着して、いつの間にかFAでいなくなってそうな気がしている。


HogsからJCにトランスファーし、全体17位指名を受けた速球派。2020年の長期休暇中にGiolitoのようなショートアームに改造した後はLoAでも炎上して散々だったが、ようやく落ち着いた印象。安定度では劣るがHenryよりリリーバー適性は高い。


エフォートレスなモーションから安定して93‐95mphのFFを投げ込む先発右腕。19歳ながら昨年LoAデビューしいきなり100イニングを投げた。変化球が未熟で防御率5点台ではあったが、リーグ平均より2歳も若いのでさして問題ではない。今季はすでにHiAのローテを任されており、早ければ来年にもお呼びがかかりそう。FFは平均的な質で、これ以上の伸びしろが期待しにくく、ローテ後半でイニングを食べてくれれば御の字。


若干ローサイズではあるがポテンシャル評価の高いドミニカンOF。契約時の期待は高いほうではなかったが、早い時期から頭角を表していた。アプローチの悪さが大きな欠点だったが、昨年36BB/75Kまで改善された。同郷のSotoには良くしてもらっていたようだが、その影響が多少あったのかもしれない。



すでにエブリデイSSだし入れるか迷ったけど敢えて入れた。かつての全体6位指名で文句なしのスーパープロスペクトと言いたいところだが、個人的にこのタイプが好きになれない。パワーがないのに徒にボール球に手をだして内野ゴロのシーンを何度見たことか。Hit:60はロブレスだけで十分。本調子ではないこともあるのかもしれないがエラー連発でDRSも‐3というSS守備も不安。とはいえこの水準のSSはそう多くないことも事実であり、ターナーの偉大さを改めて思い知らされる。エスキーがレギュラーだった時期を思えば天国


'22 国際FAボーナススロット$5.1797000のうち9割超を注ぎ込んで手に入れた、Roderick Arias(NYY)と並んでクラストップにランクされていたプロスペクト。母がオリンピックスイマー、父が柔道家のアスリート家庭に生まれ、Runツールを中心にそのフィジカルは高く評価されている。将来像はJDLRとHassellの中間くらいと見ている。


’21HSでも若い世代のパワーバット。22年は全選手中2番目の若さながらCarolina Lの92試合で11HRをマークした。守備は1Bに限定されると見られている。


5巡に制限された’20ドラフトにかからずUDFAで入団した選手の中でも高評価されていた素材。70-gradeのFFとプラスのCBが主体のクローザータイプ。典型的なオーバーハンドでかなり角度がある。 '22の19.4K%は60IP以上でMiLB全体9番目。しかしキャリア通算で10%を超えるBB%がやや懸念だがMLB昇格までは堅い。


ハーパー以来WAR1.0を稼いだ野手が1人も育たなかったWSHドラフト生え抜き希望の光。プロ入り後に苦手意識のある高めFFを振らないようになったことで成績向上、パワーも成長した。Boston Collegeではリリーバーも務めており、Donovan Casey(AA)と同じ試合で投げていたこともある。



昨年のドラ1、全体5位指名。身体能力はDruw Jonesと同等かそれ以上の評価を得ていた好素材。しかしドラフト前から懸念だったコンタクト率の低さが想像以上のものだったことからここでは評価を下げた。サイズも6'1"とMLBでは高い部類でもなく、これ以上ポテンシャルに制限がかかるとよろしくない。Dylan Crews, Vance HoneycuttのようなカレッジスーパーCFを指名することになると立場は非常に怪しくなる。多分カレッジPだろうけど。


CavalliとはSoonersでのチームメイト。スターター向きの左腕でFFの精度とコマンド能力が高い。’22の6.6BB%は傘下で100IP投げた選手のなかで2番目に低い数値。


Rendonの置き土産。可もなく不可もない感じの成績が続いてコメントに困っている。


2回プロテクト漏れしながらも着実に成長を続け昨年オフやっと40人枠入り。粗削りながらプルサイドパワーは大きい打撃と60-gradeアームに代表される高い守備能力が持ち味。フィールド上の司令塔としての能力も支持されている。当然だが先日7年契約を結んだRuizから正捕手を奪うほどの能力はないため、Riley Adamsとの枠争いになるだろう。トレードされそう。


1勝12敗は流石に可哀そうだった。



55-grade raw power.


Rutledgeと同じJCの出身。LoAでフル回転したルーキーイヤーは印象深い。FFとCBとSPLで奪三振重視のカーショウ似左腕。MLBではリリーフだろうが、1イニングに限定されれば出力の高さがより生きるだろう。


かのKevin Koppsの1代前のHogsクローザー。Dooと似たアングルで投げるが、決め球はCB。アッパーマイナーではイニング途中からだったりマルチイニングだったりで起用が若干不安定なのがよくわからん。


みんな大好きDustyの息子。早くも今年からAAAで1番を打っているが、成績は残せていない。選手のタイプとしては父親よりDaveyに近い。
’22Volsメンバーの1人。Drew Gilbertらを抑えてチーム内HR、OPSでトップだったが、22HR中18本がホームでのものだったことからドラフトでの評価はやや低めだった。年齢の割に洗練されていない打撃をどう評価するかが難しい。


月間16HR、10試合12HRという偉業を成し遂げたSchwarberの見返りで得たBOSの元トップピッチングプロスペクト。移籍後投げてない。



’21国際FAで獲得した目玉。守備の良さはおおよそ評判通りではあるがいかんせん打撃が厳しい。ぜひとも内野UTLスペシャリストを目指してほしい。


昨年突如頭角を著し、傘下で唯一Future’s Gameにも出場した左のリリーフ。変化球、コマンドもバランス良く、WBCコロンビア代表だったBaldonanoよりやや上といったポテンシャル。
なんと3人目のSooner. しかもCavalliとはHSも同じというから驚き。3年間でのBB-rateが4.6%というコントロールが最大の長所。
’22 Rule5の全体1位でBOSから獲得。今のところリリーフで何とも言えない成績。’19にはBOSのマイナー最優秀投手にも輝いている。UCFではJack Sinclairとチームメイト。


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Sleeperその1。6’1”で92,3マイルのFFとSLが〇。


カーター・スチュワートJr.と同等の評価だったHS右腕。ようやくまともに投げられてめでたいが、もはやプロスペクト扱いされていなくて悲しい。3年後には来日外国人候補として紹介されてそう。
































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