小池知事UAE帰国記念、海外出張を小池知事はいつ決めたのか? プラス学歴詐称問題関連

 5月18日、小池知事がUAEから帰国しました。現地ではムハンマド新大統領と会談し、都立高校との国際交流に道筋ができたと、帰国後のぶら下がり取材の際に、出張の成果を強調していました。
 一部のメディアは現地の様子を映像を交えて報じていましたが、その映像を見る限りでも、SPが3名、鞄持ちの管理職1名、そして宮地特別秘書が確認できます。少なくとも彼らを引き連れて1泊4日の弾丸ツアーを敢行したことになります。しかし、都知事が海外に行くとなれば、必要な人員はこんなものではすみません。映像に映っていないだけ。

 一般論ですが、現地での裏回し役や都庁との連絡役として5名程度の職員が同行するのが通例です。彼らは、ホテルの一室を確保して24時間体制で任務に当たります。映像に映っていた人員を加えれば、総勢で10名ほどの団体旅行になる勘定です。
 こうした仕事に携わる職員の多くは、外務部という部署に所属しています。知事の海外出張でフル回転する部署です。といっても、名前から想像するほどカッコよくはありません。外国語に堪能な職員や海外経験を有する職員がそろっているのは事実ですが、やってることは現地との連絡やロジ担で、かなり地味ですし、知事のわがままに直接付き合う必要があるので、心身ともに疲れる職場でもあります。

 さて、筆者は今回の中東出張についてYouTube動画やTwitterを通じて批判してきましたが、ひとつ重大なことを言い忘れました。
 5月14日~18日(実際は15日~18日に変更)の日程を定めるには、外務部が中心となって数か月前から入念な事前調整を行う必要があるということです。一週間前に予約してOK、という話ではない。
 つまり、小池知事は(先方の都合はあったとは言え)5月中旬にコロナ禍の東京を離れても大丈夫だと判断したのです。ここポイントです。オミクロン株だ、リバウンド警戒期間だ、ゴールデンウィークで人の移動が増えて心配だ、などと口では慎重な姿勢を示していた小池知事ですが、心の中は、何が何でも中東に行くぞっ! 待っててUAE! と意気込んでいたわけです。
 はたしていつの段階で小池知事は中東出張を決定したのか。航空券や現地のホテルの予約はいつ行われたのか。コロナ感染拡大との関係からも念入りに精査する必要がありそうです。都民そっちのけの姿勢が明らかになるのではないでしょうか。

 蛇足ですが、UAEでの小池知事がムハンマド大統領と親しげに雑談する様子もニュース映像には映っていました(というか、わざと談笑のシーンをメディアに取らせて流したということですが・・・・)。はたして会話は英語だったのかアラビア語だったのか、気になるところではあります。
 都知事就任後、小池さんはカイロ大卒の学歴詐称問題に関連して、ろくにアラビア語が話せないのではないかと猜疑の目を事あるごとに向けられてきましたから、おそらく、この数年間で秘密裏にアラビア語会話の特訓を受けてきたものと思われます。ですから、今更、「わたしアラビア語ペラペラよ」と演出されたとしても、カイロ大を主席で!?(・・・・とご本人は吹聴しています)卒業した証拠にはまったくなりません。なぜなら、カイロ大学の授業や卒論は日常会話とは異なる難解なアラビア語を習得していなければ理解できないからです。
 今回訪問できなかったクウェートにはいずれ行きたいと意欲を見せる小池知事ですが、いやはや、彼女が中東に行くたびに、このアラビア語問題が蒸し返されますよ。早くゲロっちゃえばいいのに。でも、公職選挙法違反で当選自体が無効になりかねないので、秘密はお墓の中まで持って行かざるを得ないのでしょう。因果なことです。

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