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ボートトレーラーをユーザー車検しよう!

ボートトレーラーの車検を自分でやってみましょう!

ボートトレーラーについての説明、さらに札幌運輸支局での「ボートトレーラーの継続のユーザー車検の方法」を書類・費用・準備・手続きの流れについて、私自身が所有していたボートトレーラーの車検の体験から説明します。

自分で車検を受ければ、もちろん業者への手数料はかからず、法定費用のみですので安く済みます。
エンジンが付いていないので、比較的簡単な検査で終了します。ぜひ、ユーザー車検に挑戦してみてください。

私は北海道札幌市で、「行政書士西尾真一事務所」を経営しております。
当事務所は、自動車やボートに関する手続きを得意とする行政書士事務所で、950登録(けん引可能なキャンピングトレーラ等の車両総重量の記載)、型式追加(トレーラー側に牽引車の型式を記載)、自動車車庫証明、自動車名義変更(譲渡、ローン完済による所有権解除など)、車検証・小型船舶検査証書再交付、小型船舶名義変更・登録等の手続きの代行をいたします。

トレーラーを牽引するには「車検証」への記載が必要です!

ボートトレーラーには通常の自動車のようにナンバーが付いています。ですから、通常の自動車のように車検を受ける必要があります。
黄色ナンバーの軽トレーラーは2年ごとに、白いナンバーの普通トレーラーは初回2年目、その後1年ごとに車検を受ける必要があります。

検査の期間は、自動車検査証に記載されています。有効期間の1月前から受験可能です。
また、ボートトレーラー(被牽引自動車)の車検証に、けん引する自動車(牽引自動車)の型式が記載されているか(従来方式)、
又は、けん引する自動車(牽引自動車)側の車検証にけん引できるトレーラー(被牽引自動車)の車両総重量の上限が記載されている(950登録)かの必要があります。
車検証への記載の確認は車検時に行われます。

950登録についての詳細はこちら

牽引免許が必要なパターンとは?

キャンピングトレーラーやボートトレーラーなどを牽引するには、牽引免許が必要と思われている人が多いかもしれません。
しかし、牽引車とトレーラーを連結した状態の全長が12m以下で、トレーラーの車両総重量(積載含む)が750kg以下の1軸トレーラーは普通免許だけで牽引できます。
トレーラーの車両総重量(ボート積載時)が750kgを超えると牽引免許が必要になってきます。

トレーラーの保険と税金について

保険については、トレーラー自体に、自賠責保険がかかっており、けん引しての走行中に、もし事故にあったとしても、牽引車で入っている任意保険が適用されます。
また、維持するにあたっての税金ついては、毎年の自動車税と車検時に支払う自動車重量税を支払う必要があります。

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ボートトレーラーの継続車検で必要な書類とは?

ボートトレーラーの継続車検では、
①継続検査申請書(運輸支局受付で入手できます)
②自動車重量税納付書(運輸支局受付で入手できます)
③自動車検査票(運輸支局受付で入手できます)
及び
「自動車検査証」(ご自分で保管しているはずです)
⑤「自賠責保険証明書」(ご自分で保管しているもの及び新たに加入したもの)
⑥「自動車税納税証明書」(ご自分で保管しているもの)
が必要になります。
運輸支局での車検にに先立って、自賠責保険の更新の手続きが必要になります。加入は、運輸支局近くの協会窓口で行うことができます。

ボートトレーラーの継続車検に必要な費用は?

トレーラーの大きさによって、若干かわりますが、おおむね12,000円~14,000円くらいかかります。
これは、ご自身で、陸運局なり、軽自動車協会へ車両を持ち込み、ご自身で車検を受けたときの法定の費用です。

ボートトレーラーの車検を受ける準備について!


ボートトレーラーの車検を受けるときには、積んでいるボートを降ろし、空の状態で受検しなければなりません。私はボートをジャッキアップで持ち上げ、トレーラーだけを引っ張り出していました。それ以前は、川にボートを降ろしてから車検を受けていたのですが、川に行くまでが面倒なので、自宅前の駐車場に置くようにしました。何回かジャッキアップを繰り返し、木やブロックをかませておけば、トレーラーだけ取り出すことができます。

車検を受けるにあたって必要なことは、ストップランプ、左右のウインカーなどの灯火類が正常に点灯すること。
最低限必要な保安部品は、車幅灯、番号灯、尾灯、制動灯、後退灯、方向指示器です。これは牽引車に連動して作動する必要があります。
ほかには、前部反射器、後部反射器、連結装置、安全チェーン及び駐車ブレーキが必要です。

灯火類は1年間放っておくと、ソケットや電球が錆びたり、接続部分の接触が悪くなり、点灯しなくなります。防水タイプであっても接続部分の確認は必要です。
私は、普段トレーラーを使用しないときは、灯火類を取り外しており、雨風にさらされないようにしていました。
使用するときと車検のときに取りつけて使用しているので、あまり痛むことはありません。
その他にサイドブレーキが有効にできるか?(北海道の場合は、チェーンでOKです)。車検証の全長や幅が実際の大きさと合致しているか?、刻印の場所、を点検します。

また、けん引する自動車を買い替えしていた場合は、けん引する自動車側の車検証に「950登録」を追記しておくか、トレーラー側の車検証に型式追加をしておく必要があります。これは、トレーラーの車検の前にしておく必要があります。

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車検は有効期間が切れる1ヶ月前から受けることができますので、早めの受験がよろしいです。
陸運局での車検には、インターネットでの予約が必要で、1日4回、午前2回、午後2回のうち都合のよい時間を予約するシステムになっています。
予約した後の日にちの変更やキャンセルも可能ですので、早めのに予約しておくのが懸命です。けっこう込み合い、満杯になっている時が多いです。

札幌運輸支局でボートトレーラーの継続車検を受けました!

① 札幌運輸支局に着きましたら、北側に隣接して建っている北海道陸運協会へ行き、自賠責保険の更新をします。料金を支払い、新しい自賠責保険証と印紙を一緒に受け取ります。

② 陸運局へ行き、受付時間の10分前になったら、車検証下側に記載されているQRコードを自動受付の機械で読み取ります。それで、プリンターから必要な3枚の様式を出票し、必要な部分を記入します。

自動受付でなければ、4番窓口(ユーザー車検)へ書類を提出します。

③ 機械での自動受付が済みましたら、そのまま、車両を運転してレーンに入って行ってかまいません。
窓口での受付の場合は、チェックが終わり、書類が返されると、それを持って、車両を運転し、4か5レーンに進入し列に並びます。

④ 検査員の方が来たら、ボートトレーラーであることを告げ、車庫の手前外側で検査員の指示に従って、車体番号の確認、スモールライト、ウインカー、バックライト、ストップランプ、サイドブレーキ(タイヤを鎖で固定し、少し前進してタイヤが回らなければOK)、その後、刻印の場所、メジャーでトレーラーの幅、長さ、高さの確認を一緒に行います。
最終的に、不備があれば指摘されます。そして、再検査になります。その日のうちに直せれば、直してまたレーンに並び、再検査を受けます。窓口に行く必要はありません。

⑤ 問題なく検査員の検査が終了すると、検査の車庫の中に進入し、ブレーキとか排ガスとかの検査はありませんので、最後の下回りの点検だけを受けます。ここで、問題なければ、レーンの横にあるボックスに行き適合の印鑑を押してもらいます。

⑥ 窓口に戻り、書類を5番窓口(持込車検)に提出するのですが、その際、ピンク色のファイルに入れ、ファイルに入っている控えの番号札を取っておきます。

⑦ あとは、番号が呼ばれ、新しい車検証が交付されます。お疲れさまでした。

950登録についての詳細はこちら

〒007-0809 札幌市東区東苗穂9条2丁目2番10-2号
行政書士西尾真一事務所
☎・FAX:011-792-1336
✉:kawase240@yahoo.co.jp


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