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朝、目覚めている奇跡

0時をまわる前に、書いています。

これは、私の父の話。

私のお父さんは60歳でガンになりました。

リンパまで浸潤していましたが全て取り切り、

5年の間の再発に不安を感じながらも

幸い何事もなく年月が過ぎていきました。

だけど、父はわりとなアルコール依存で

不安や恐れを回避するために増々酒量が増し

幻聴や、幻覚をみるようになり

それによって入院したり、警察にお世話になる事もありました

命の危機を感じていた数年前よりも

すさんでいった父はよく

「死ぬときはコロッとしにたいんや」とよく言っていました。

人生ってホントに望む通り

そんな風で、

ガン再発のなくなった後から

アルコール依存の専門の病院に入院をして

やめたいけど、やめられない葛藤もあり。

精神的にどんどんおかしくなっていき

結局、飲むだけ飲んで

精神病院にも入院しました。

だけど、やっぱり家に帰りたがって

母が退院の承諾をしない事に苛立ち

結局入院中に離婚の手続きまでして

自宅にもどりました。

1か月後。

お父さんは家で1人。夜中に亡くなりました。

ホントに、コロッと。

本人が望んでいた通りの最後でした。

朝、起きて畑に行くつもりだったようだけど

寝たまま起きる事はなかったんです。

朝目覚める事は当たり前じゃない

わたしは、父の死後

そんな事をよく考えるようになりました。

通夜の日。遺影の前で

「お父さん、自分が死ぬことで私にどんな学びを残したかった?」と

そんな風に問うていた私の頭にふと。

「朝目覚めるのは当たり前じゃない」と

そんな言葉が降りてきてから

できる限り後悔しないように

今、できることをやりたい事をやれるときにやろうと

そんな風に思うようになりました。

そして、寝る前

このまま目が覚めない可能性があるとしたらと

思うからこそ

大切な朝を迎えた自分に

「奇跡をありがとう」とそう思うんです

そしてまた、

人って、結局自分の望むことや

注意が向いている方向へ

無意識に向かっているのだなあと

そう。思うんです。

奇跡の連続だという事を忘れない

わたしたちは

目覚めるたび、奇跡を体験していて

毎日がその連続で

当たり前じゃないそのことを

忘れる事なく

感謝することが大切だと思うんです。

わたしのお父さんはそんなことを

ワタシに残してくれました。

私たちは奇跡を体験しています。

忘れずに。自分を大切に

そうやって空に向かって

やべー、今日も生きてた。ラッキー。ありがとう。

そう、思って生きていきたいです

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