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雪が 長い時間をかけ ゆっくりと あなたにしみこんだのです あたたかな土の中で あなたは …
あなたの それ で救われた人がいる あなたの それ で病が治った人がいる あなたの それ …
なかから ぼんやりと光は見えていました 話し声も 聞こえていました わたしは 時折 やわら…
消灯時間のすぎた 病室にて 眠り入ろうとするのを さまたげるのは 誰 どん どん どん ど…
しずかに量りに置かれている空 大切なひとが亡くなって 想い出す時 切なさが増しはじめる時 …
こちら側があちら側である つまり わたしにとって あちら側がこちら側であって こちら側はこ…
桜は きっと信じない 人に与えていることを 桜は きっと信じない 人を癒していることを 散りゆく桜の花びらも きっと きっと 信じない 人を喜ばせたのを 樹は ただ ただ 生きている 人は信じて 手を合わす もう この世にはない人が 必ず 見ていてくれるよと 人は信じて 手を合わす 必ず 喜ぶだろうよと 信じて 手を合わす やがて 何を信じているのか忘れてしまい それが何かも知らないまま まるで 桜のそれと 同じよに (雑誌『詩人会議』'22年4月号
今日はコバルトブルーだったりする 神経が刺激に耐えられなくなり 文字を読めなくなり TVを…
しずかな記憶は永遠の深淵に落ちるかもしれない 闇 もはや自分は字を書く体力を失くした 記…
あの飛び去った詩は 旅立ったのであって ちょっと外へ出かけたわけではないのです だからいつ…