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君との思い出と、それから

その声を聞くと当時の記憶が蘇ってくる的なことが最近よくあって。 先日したツイートです。ドゥロワー、川口公演の3階席で見た景色をまだ鮮明に覚えています。風見さんを推すことを決めた「全力☆ランナー」の歌い出しでした。あの頃の、上手くはないけど下手でもない年相応の声が大好きで。あの頃に最も熱量をもってエビ中を推していたとかあの川口公演が数年振りに見るエビ中ワンマンだったとかもあって、当時の風見和香さんの声を聞くと胸が締め付けられる気がします。 風見和香さん推しなので和香さんの忘

    • エビ中ファミリー、これを聴け

      楽曲の方向性云々に厳しいエビ中ファミリーにぜひ一度は聴いてほしいアイドルソング10曲をご紹介。 ①相合傘 / きのホ。 京都を拠点に活動するグループの名曲。私の思う最もエビ中ファミリーに刺さりそうなグループがきのホ。です。読み方は「きのぽ」。 このグループの楽曲を一言で表すと超王道アイドルロック。ただのロックではなく「アイドル」なのが肝で、メンバー全員の個性が音源に詰め込まれていて可愛い。しかも歌が上手くて力強い。ライブの方が音源よりいい。エビ中ファミリーに刺さりそうな要

      • 夏の名前

        茜色の夕日、笑顔で去る10人、夏祭りの匂い。 夏祭りで感じる湿気と焦げ臭さが混じった香りは屋台ではなく、花火の残り香だったことを知った夕方。日の沈む山中湖に目を奪われ、歩みを緩めたせいで渋滞した退場列はさながら花火大会が終わったあとで、早くも明日に浮かれている人々を眺めながら「泊まればよかったなぁ」と後悔したずぶ濡れの私でした。 とまあ。笑 往路は月江寺駅まで電車で行ったんですよ。立川で中央線に乗り換えて大月へ、そこから富士急行線で50分ほど。富士急行線が座れないほど混

        • 春秋

          かけっこが苦手。 走るのは好き。競争するのはいやだけど、勝つことは嫌いじゃない。追われるのが怖い。思いっきり走ってる。後ろに誰かいる。振り向きたい。誰?なにを持ってるの?狙ってる?私を?追いかけてくる。振り向いたら怒られる。余裕を見せたらだめだって。相手に失礼だからって。私を殺そうと、包丁を持って追いかけてくる相手に、失礼だからって。 ピストルかもしれない。だったら真っ直ぐ逃げちゃいけない。照準が合ってしまう。じゃあジグザグに逃げればいい?そうしたら追いつかれる。実際、素

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        君との思い出と、それから

        マガジン

        • 推し、春秋
          7本
        • エビ中楽曲を考えるシリーズ
          11本
        • エビ中楽曲オタクによるエビ中楽曲の良すぎるボーカルまとめ
          4本

        記事

          アイドルありがとう2024初夏

          春が伸びていないのに初夏をやります。曲を聞けばわかるのでコメントは信用しないでください。 15 すべてが虹になるサマーっ! / 虹のコンキスタドール み、水着…!? 「これが恋じゃないなら何が恋だ」というシンプルすぎてアイドルじゃなければ痛い歌詞。こういうのでいいんですよ。ファイボーワイパーの場所まで作って「MIX入れてください!」アピールが凄すぎるイントロと1サビ終わり、そして最初に聞いた時から思わず可変三連を口ずさんでしまった間奏。曲自体がピンチケすぎます。 14

          アイドルありがとう2024初夏

          生誕

          いまのところやるつもりは全くありませんが、念の為、次回もやることになった自分のために書き残しておきます。 推しの生誕委員をやりました。 私、この現場でオタクの知り合いは全くいなくて。狭い界隈なのでもちろんみなさん顔見知りではあるのですが、私だけやけに若いのもあってあまり喋りかけられず、初めてオタクとTwitterを交換したのが4月6日、福島遠征でした。 その翌日、4月7日には生誕委員を引き受けることになります。 6日。喫煙所でオタクに「生誕やらないの?」と話しかけられ

          アイドルありがとう2024春

          夏をやるかは知りません。曲の下にコメントが添えられているように見えるかもしれませんが、幻影なので気にしないでください。 20 君の胸に、Gunshot / RYUTist 流石すぎる。かっこいい。ライブで見たすぎる曲。こんなこと言っていいのか分かりませんが猛烈にエビ中のカバーを見てみたいです。 19 -thymia / Mirror,Mirror イントロでsora tob sakana思い出しました。ミラミラとピアノは絶対に裏切らない。急に入る間奏、謎すぎるし絶対に

          アイドルありがとう2024春

          好きな子

          前回のnoteで「好きな子が傘をささないから私もささない」みたいなことを書きました。 傘をささない子は無論、桜木心菜さんなわけですが、桜木さんはいわゆる「推しメン」ではありません。適切な表現をするならば「好きなグループのメンバー」ということになるでしょうが、好きなグループのメンバーが傘をささないから私もささないというのは関連性が低すぎて説得力がない気がします。 そんななか私が適切な表現だと感じたのが「好きな子」だったのでそうなったわけです。 そもそも別に桜木さんが傘をさ

          好きな子

          行かなくていい現場

          日が暮れるのも遅くなってきました。一日中微妙に降り続けた雨もそろそろ本降りになろうとしていることなど関係なく、人種も思想も概念も入り乱れた新宿で一人苦悩する私。好きな子が傘をささないので私もささず、グレーのキャップはとっくに雨が染みて黒くなっていました。ここまで来たはいいものの。 新宿で好きなグループのライブがあったこの日、数週間前から行かないことは決めていたはずなのに、バイトでお客さんに怒られまくって自制心を無くしたオタクは当日券とワンドリンクの3700円だけお財布に入れ

          行かなくていい現場

          不在

          推しのいないライブを見ました。 前日に体調不良で特典会を途中で去り、その後もSNSの反応が無かったので覚悟こそしていましたが。実際にその字面を睨んでみると不安と虚無がぶくぶく膨らんでしまって、そのライブに行く意義は、とか、推しがいないライブを楽しんじゃっていいのかな、とか、考えなくていいことで頭がいっぱいになった雨の目黒駅でした。とりあえず落ち着こうとドンキでお酒を買って、木陰で雨を凌ぎながらなんとなくTwitterを眺めながら、いま思うと言い訳を考えていたのかも。推しがいな

          大人

          私、昨年末にバイトを辞めまして、 前からやっていた家庭教師だけは続けているんですけど、今は週に1時間の時給3300円なので月に大体13000円くらい それなのに1現場で最低5枚くらいはチェキ撮るからたった2現場で大赤字です とはいえ収入はそれだけではなくて 家庭教師はもう一件始める予定なのでおそらく来月からはバイトの収入が増える予定だし、 月に一度、実の親より長い期間育ての親だったでお馴染み(もうすぐその記録は実の親に塗り替えられるんですけど)祖母が何故かお小遣い1

          肯定

          それが適切な選曲だったかは分からないが、とにかくいまは琴線が多すぎて、敏感すぎる琴線に触れない曲がなかなか見つからなかった。私にとってそれは恋愛の曲ではなく、初めて聴いた時、ライブ中の感動的な場面、推しの成長、時系列的には縦に長く続く五感をぎゅっと閉じ込めた小さな瓶のようで、コルクを開けてしまったら二度と元には戻らないものだった。私はそれを二文字か三文字で表現してしまうことをおそれている。 彼女にとって私は一過性の銀山、ないし宝箱?……いや、そんな大層なものではないだろう。と

          エビ中のマッシュル効果を調べてみた

          最近Spotifyの月間リスナー数がめっちゃ伸びてると噂のエビ中さん。 だったらYouTubeやGoogleの検索数も伸びてるのでは?と思い、久々にGoogle Trendsを使ってみました。 ↑前回。 こちらは過去90日に日本国内で「エビ中」とYouTube検索された数の推移です。 1月23日が最も多いですが特に上昇したという感じはありません。23日、なにかあったっけ? ちなみに、100とありますが実際の検索数が100というわけではなく、最も検索数が多い日を100

          エビ中のマッシュル効果を調べてみた

          アイドルの感じる「虚しさ」と、無力すぎるオタク

          俺たちの山崎あおいさんプロデュース楽曲。 山崎あおいさんってJuice=Juiceのひとそれなど女性の強さを表現するイメージが強いですが一番の強みは同グループの微炭酸のような、女性に限らない全ての人の心の隙間に冷たい風を通すというか、要するに人の弱さを表現するのがとても上手いんです(微炭酸の主人公は女性ですが)。 体裁的に、「売れたい」を全面に出すアイドルと「売れるとか気にせず自分の世界を出したい」というライブアイドルがほぼ同じくらいの比率で存在するおかしな地下アイドルの

          アイドルの感じる「虚しさ」と、無力すぎるオタク

          5年

          思えば当時から、試練とか、それに伴う縛りとか、要するにエビ中の型が決められてしまっていた2019年ごろ(6人時代後期)がとても苦手で、別に9人時代や8人時代のエビ中が特別好きというわけでもなく、しかしパフォーマンスにストイックであることが正義、みたいなアイドルはずっと苦手で、アイドルにはずっと笑顔でいてほしいしずっとポジティブを振りまいていてほしい、というのもあるけれど、それよりも私自身がずっと楽をして生きてゆきたい人間だから好きな人が辛そうにパフォーマンスしているのを見ると

          2023現場

          記録として、今年の現場まとめ。こまめにやっておくべきだった。67現場でした。 1月7日 放送部公開収録@よみうりランド 当然1部、2部ともに出席。席もそこまでよくなかったし、今となってはイベントの記憶もあまり残っていないが、そんなことよりもよみうりランドが楽しかった。初対面の男性と2人で回ったのに。なんだかんだ一番楽しかったのはルーピングスターシップかもしれない。 終演後は別の方々と橋本の中本へ。これが人生初中本? 1月31日 スタプラフェス(非参加)@横浜アリーナ