生誕

いまのところやるつもりは全くありませんが、念の為、次回もやることになった自分のために書き残しておきます。


推しの生誕委員をやりました。


私、この現場でオタクの知り合いは全くいなくて。狭い界隈なのでもちろんみなさん顔見知りではあるのですが、私だけやけに若いのもあってあまり喋りかけられず、初めてオタクとTwitterを交換したのが4月6日、福島遠征でした。

その翌日、4月7日には生誕委員を引き受けることになります。

6日。喫煙所でオタクに「生誕やらないの?」と話しかけられます。お金もノウハウもない私が生誕委員をやっても仕方がないので「どうですかね〜」とはぐらかしていたのですが、ここにはちょっとした問題があって。

私の推している子、ちゃんと頻繁に現場に来るオタクは私含め2人しかいません。なので生誕委員をやるとしたら必然的にその2人に絞られてしまうのですが、もうひとりの方は生誕委員をやらないタイプのオタクだそうで。それについては前から分かっていたものの、私が拒否したら流石にやってくれるでしょ、とは考えていました。

しかし、7日。そのオタクに声をかけられ、生誕委員を押し付けられます。
ちゃんと喋ったのもそれが初めて。

多少手伝うし、お金は渡すし、知り合いにも手伝ってもらうから!と言われ、仕方なく引き受けることになるのですが…。


実際、やること自体は大変じゃないんですよ。ただ色々と懸念点があって、主に悩ましかったのが、規模の小さいグループなのでカンパを募集しても全然集まらない点と、生誕企画自体こじんまりとしたものになるのでメンバーにどうやって喜んでもらうか一応工夫しなければいけない、という点。

カンパについては、結局集まったのは2万円でした。うち9000円がエビ中ファミリーからのもので、推しと関わりのない方が多いのに協力していただいて感謝しかないです。

とはいえ結局かかったお金は31000円ほどで、めっちゃ赤字でした。

なににお金を使ったのか、という話ですが、


主に花束と会場で配ったサイリウムでした。

サイリウムに関しては推しがど真ん中!メイン!という曲がないのでどこで一斉につけてもらうかも難しく、元々配布する予定もなかったのですが、数週間前に行われた別の子の生誕ではやっていて、かなり感動していた様子だったので急遽購入することに。

案外高いんですね。100円で5本くらい買えるものだと思っていたら、おそらくamazonの最安で175本11000円ほど。

私はもちろん手伝ってくださった方も生誕をやったことがなくて何本買うべきかという相場が全く分からず、会場キャパ的にこの本数を買うことになりましたが、結果的に100本ほど余りました。

なので本来、費用はもっと抑えられるはずでした。

というか175人は普通に入る会場なのでそれくらい来てくだされば理想なのですが。


もうひとつ、案外高かったのが花束で。

というか他の生誕で買っていた花束は6000円くらいだったらしく、3倍近い値段の花束を発注してしまったことがかなりの赤字に繋がりました。

でも!花束に関してはとても喜んでくださって。「生まれて初めてこんなデカい花束もらった」と言われ、そうだろうな…と思いつつ、あまり盛大に生誕企画ができなかったなかでこれだけ妥協しなかったのはよかったです。

ちなみに…花束は学校の近くの花屋さんで注文し、本来メッセージカードを挟んだりその子の好きなものをイメージしたものにしたりするらしいのですが、そもそも贈る相手が花束に興味がなさそうな人なので色々考えるだけ無駄だと思い、とりあえず「真っ赤にしてください」とだけ注文しました。

とはいえそれでは味気ないので(色こそ派手ですが)、グループの衣装カラーである水色と白のギンガムチェックのラッピングがないか聞いてみたところリボンならあるとのことだったのでそれをお願いしました。実際あまり衣装と似た色ではなかったものの、いい差し色になっていた気がします。

あと、本人は花にスパンコールがまぶしてあったことになぜか喜んでいて、これは花を受け取る際に店員さんに「スパンコールあるんですけどどうしますか?」と聞かれたので一応お願いして直前にやったものでした。
マネージャーさんにも言われましたが、あの人絶対に花とか興味がないんですよ。だからなんとか感想を絞り出した結果が「キラキラしてるのすごい好き」だったのでしょう。


あと大変だったのがメッセージカード。これは他の子の生誕でもやっているので確実にやらなければいけないことで、最初は50人は余裕だろ、と思っていたのですが結局45人ほどでした。それでも色紙4枚分くらい埋まったので十分だとは思います。

メッセージカードをそのグループの他のメンバーと別のグループのメンバーにも書いてもらって、おそらくすべて読んだのは世界で推しと私だけですが、泣きますねあれ。オタクのメッセージもよかった。

私自身何回も入院したり転校したりしているので寄せ書きはいくつか持っていますが、完全に別の感動でした。全員がちゃんと心を込めて書いた色紙4枚分のメッセージなので、捨てないで大切に持っていてほしいです。

あと、色紙のデコレーションってどうすればよかったんですかね。直前になってやっていないことを思い出して急遽近くの文房具屋でマステを購入し一周貼りましたが、結局それだけで、手書きでなにかしら描こうと思っていたのにできず。

私が描いて最悪のデザインになることも考えられたので結果オーライです。


色々ありましたが、本人はとても喜んでいる様子だったので頑張った甲斐がありました。学校で大変な時期とぶつかり、生誕企画当日も午前中に報告があって前日ほとんど寝ていなかったり、これを書いている次の日にプレゼンがあったり今週末までのレポートがあったりと生誕企画なんかやっている場合ではなかった5月下旬でしたが、他の方の協力と推しの笑顔に救われた気がします。

来年はやりません。

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