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第2話「運命の二人」1 小林昭人

 本作は2005年に小林昭人さんがホームページにて連載していた小説で、作者の許諾を得て、飛田カオルが本サイトに再掲するものです。 

前回のあらすじ

 宇宙世紀0092年、凄惨な一年戦争から十二年後の人類社会は分裂抗争の時代にあった。勃興した諸勢力が内惑星や外惑星で覇を競い、地球から遠く離れた木星もその例外ではない。我らがヒーロー、自由コロニー同盟フリー アライアンスの若き青年士官マシュマー・セロは、同盟の明日と木星圏の平和を守るため、日夜戦っているのだ。
 旗艦「レイキャビク」以下の艦隊を率い、木星上空での遭遇戦でジオン帝国の誇る巨大戦艦グワバンを倒したマシュマー司令官は自らモビルスーツを駆り、戦場で遭難した美少女ハマーン・カーンの命を助ける。ハマーンはジオン公国の皇女だった。そして自らも遭難して九死に一生を得ながらも、彼らは木星の自由都市国家フリーシティーイオに辿り着く。それは彼らの人生を大きく変える運命的な出会いであった。
 マシュマーはまだそのことを知らない。

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10,987字

Another tale of Z 第一部 木星編  宇宙世紀0092年。一年戦争に勝利した地球連邦だったが、大戦に疲弊した大国に、ジ…

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