人気漫画の実写化
人気漫画が実写化される時、賛否両論で言えば9割近くが否定的だ。
「漫画の世界観を実写で表現するのは無理」
「絶対失敗する」
「◯◯役を◯◯がやるのはキャスティングミス」(←これが1番多いと思う)
などなど、本当にキリがない。
気持ちはものすごくわかる。
その作品が大好きであればあるほど、思い入れが強いし
具現化できるわけではないけど、自分の頭の中でなんとなく世界観が出来上がっているから、どうしてもあら探しではないが、引き算で作品を観てしまう。
まあ、期待の裏返しと言ってしまえばカッコは良いんだけどね。
でも、否定されることや重圧を背負うことがわかっていながら、それでも作品を作ることを決断する監督さんや役を引き受ける俳優さんはやっぱりすごいと思う。
映画がコケた時のダメージは半端ないからね。
「ほら見たことか!」と、文句や批評をしたい人にとっての絶好のネタになってしまうから。
そういう相手側の視点や気持ちを考えるようになってから、映画評論みたいなことはしなくなったな。
ところで2年前の今日、実写版「銀魂」が公開された日らしい。
今ではパート2が作られるくらいの人気作品になったし、漫画の実写化では大成功したカテゴリーに入った。
ただ、2年前の公開前はやはり「否」の意見のほうが多かった。
ちなみに2年前の僕は、志村新八役の菅田将暉君のツッコミの出来が映画の出来を左右する。
監督は福田雄一さんだから、内容でコケることは多分ないだろうと予想していた。
映画館に足を運び観に行った直後の感想は、そんなの関係ないってくらい楽しかった。
パート3に期待大だ。
もう新旧問わず、ほとんどの漫画作品がドラマや映画、2.5次元舞台などで実写化されているけれど
唯一まだ手がつけられていない大物作品がある。
スラムダンク
もしこの先、スラムダンクが実写化されることがあれば、9割9分否定的・批判的な意見が出るだろうけど、それでも実写化したいと名乗りを上げた勇気ある製作陣を僕は全力で応援したい!
2019/07/14
飛田将行 とびたまさゆき
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