私見:『チェンソーマン』にいたら強そうな悪魔
少年漫画『チェンソーマン』が好きで、アニメを観た後、単行本を手元に置いて読んでいる。
作中では、さまざまな動植物や概念が悪魔になっており、人間がそれを嫌う・恐れるものほど力が増していく。
一部(1~11巻)を読んで、Web上の解説記事や掲示板を眺めているうちに、どんな悪魔がいたら強そうかを考えるようになった。
死や苦痛、敗北あたりは名前からして恐ろしいが、個人的に「これは強いのでは」と思ったものを並べてみる。
注:以下は筆者の空想です。これらの悪魔は作中には登場しません。
監視/視線の悪魔
上空や壁に無数の目玉が現れてこちらを追いかけてきたら、ビジュアル的にも恐ろしいと思う。本体がどこにあるのか、そもそも「本体」という概念があるのか分からないところも厄介。
物語は90年代なのでスマホやSNSは存在しないが、ネットが普遍化した現代ならさらに力を増すかもしれない。
遅刻/締切の悪魔
一見すると日常的だけれど、「間に合わない」「自分の行動が手遅れになる」という状況はかなり絶望的だし、バトルもので発生したら命取りだろう。
どこまで解釈を広げるかによるが、時間操作系の能力と絡めたらチートだと思う。
遅刻は多くの人が経験してそうなので、恐怖心も集まりやすいんじゃないか。
学校の悪魔
学校は現代の人々への影響が大きい存在で、人によっては恐れの対象になるように思う。
学業のプレッシャーや、教室という空間での統制、理不尽なことを言う教師や先輩、いじめ、進路の不安など、「学校」を恐れる要素はいくつか思いつく。
一部のデンジは学校に通わず借金返済に追われていたので、「学校の悪魔」の説明を受けてもぴんと来ないかもしれない。パワーと一緒になって「学校の何が怖いんすか」と言ってそう。給食でカレーも出るし。
無差別な暴力というよりは、どこかの校舎を占拠して数百人の生徒を人質にしたりと、対処法が厄介なイメージがある。
私は運動神経が雑魚なので「体育の悪魔」がいたら怖い。成人する前に殺されそう。
セックスの悪魔・妊娠の悪魔
死の悪魔が強いなら、それと裏表にいる「生殖」も人の論理を超えた強さを持つと思う。単為生殖や菌類の分裂まで含むときりがないので、ここでは人間を想定して「セックスの悪魔」「妊娠の悪魔」とした。
すべての人間が妊娠を介して生まれる以上、誰もがなんらかの形で関わっており、根源的な存在のひとつになるんじゃないか。
セックスの悪魔、性行為を恐れる人や禁忌だと考える人には単純に害になるし、性行為をしたがる人も足を掬われて利用されそう。どっちに転んでも強くて恐ろしい。
見た目はえっちなおねえさんでも良いんだが、両性具有だったり不定形だったりするのもそれっぽい。
妊娠の悪魔は人間を胎内に取り込むイメージがある。取り込まれると高等な思考ができなくなり、へその緒で悪魔と繋がって羊水の中でふよふよ漂うものに成り果てる。
妊娠は祝福や喜びに結びつく概念でもあり、外から攻撃したら罰が当たって痛い目に遭いそうなのも厄介。
デンジのことも取り込みたがるかもしれないが、頭からチェンソー出てくる奴を胎内に宿すのは嫌かもしれない。
最後に
この記事では、思考の整理を兼ねて、「悪魔」として現れたときに強そうなものを並べました。ここに挙げたのはほんの一部なので、思いついたものがあればコメント欄に書いていってください。
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