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コロナ禍に便乗したフィッシング詐欺が急増中?行政や人気動画サービスのなりすましに要注意!

コロナ禍により混迷を極めている昨今。落ち着かない毎日の中、混乱に便乗してコロナのワクチンや給付金をかたるフィッシング詐欺が発生しています。

詐欺グループは世の中の流れを非常によく観察し、社会の話題に便乗した手口を使うのが得意です。近頃の行政の動きや巣ごもり需要が狙われる可能性は、今後も高いといえるでしょう。

そこで今回は実際にどのような手口があるのか、コロナ禍に注意したいフィッシング詐欺の事例を詳しくご紹介します。

1. コロナ禍の不安をあおる!行政機関を装う手口

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コロナ禍の状況を悪用したのが、行政機関をかたるフィッシング詐欺。これまでの事例には、マスクの配布、特別定額給付金、ワクチン…というように、それぞれの時期にあわせて次々に手口を変えています。

さらに2020年10月頃には、「二回目特別定額給付金の特設サイトを開設しました」といった、ありもしない給付金を装ったフィッシング詐欺の例も…!こうした金銭に関わる情報だと特に気になってURLにアクセスしそうになりますよね。

もし怪しいSMSが届いたら、まずは厚生労働省や総務省など、必ず公式サイトの情報を確認するようにしましょう。またワクチン接種に関しては、基本的に市町村からの「接種券(クーポン)」と「接種のお知らせ」が届き、初めて受付が開始されます。上記のSMSのように、「アプリをインストールして~」という手順は今のところないため、SMSに添付されたURLには絶対にクリックしないよう注意しましょう。

<参考文献>
トビラシステムズ株式会社|注意喚起|新型コロナウイルス関連の給付金をかたるフィッシング詐欺にご注意ください
トビラシステムズ株式会社|注意喚起|新型コロナウイルスのワクチン予約を装うフィッシングSMSにご注意ください
総務省|お知らせ|特別定額給付金の給付を騙ったメールに対する注意喚起
厚生労働省|新型コロナワクチンの接種についてのお知らせ


2. 巣篭もり需要を狙う!宅配不在通知を装う手口

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外出しづらい状況だと、どうしても増えがちなのがオンラインショップの利用。それに伴い、佐川急便やAmazonになりすました宅配関連のSMS通知が増えています。

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何度もネット通販を使っている場合には、「もしかしたらあの荷物のことかも?」となんとなく心当たりがある気がしてしまいますよね。

またAmazonは、フィッシング詐欺で悪用されているブランドの中でも特に比率が高いといわれています。「出荷のお知らせ」のほかにも、「アカウント違反によりサービスを停止しています」「ログインが制限されています」など、あたかも「すぐに対処してください」といわんばかりの詐欺のメッセージも多数あります。

たとえ「大事な荷物が来ないと困る」と不安な時でも、URLに触るのは危険!もし何か身に覚えがあったとしても、まずは公式ページやマイページのメッセージセンターから直接確認するようにしましょう。

なおAmazon関連のフィッシング詐欺の対策法や、メッセージセンターの確認方法は、下記の記事でも詳しく解説しています。ぜひ一度チェックしてみてください!

3. おうち時間を狙う!人気動画サービスを装う手口

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コロナの感染対策の1つとして“おうち時間”が注目されている中、便利なのがNetflixやAmazonプライムビデオなどの動画配信サービス。コンテンツも充実していて、ここ数年で急速に広まっています。

ですが利用者数が拡大しているからこそ、フィッシング詐欺のターゲットにされているのも事実。人気の動画配信サービスを装ったフィッシング詐欺の事例が見られています。

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今まで問題なく使えていたのに、突然このようなメッセージが届いたら、疑問に感じて思わずURLを触りそうになりますよね。

Amazonから送られる本物のSMSとそっくりな偽物も多く、文面やメッセージに記載されたURLで見分けようとするのは危険です。なぜなら、Amazonで公式に使われているURLは何種類もあり、見た目だけでは簡単には判断できないのです。

ここまでにご紹介したいずれの事例も、ひと目ではフィッシング詐欺とは分からないものばかりです。また今回は特にコロナ禍に関連する代表的なケースを挙げていますが、フィッシング詐欺の手口は、ほかにも山ほど存在しています。思い当たるふしのない不審なメッセージは、「開かない・触らない」が鉄則です!

まぎらわしいフィッシング詐欺のSMSはアプリで対策!

「怪しいSMSには触らない」と注意していても、誤ってクリックしてしまう可能性もあるでしょう。新しい手口も増えている上に、コロナ関連の通知であれば思わず重要な情報だと勘違いしてしまうかもしれません。そこで役に立つのが、自動で不審なSMSを警告・拒否する防犯対策用のアプリです。

トビラフォンモバイル_イメージ

迷惑電話や迷惑メッセージ対策ツールのトビラフォンモバイルでは、特殊詐欺やフィッシングSMSを自動で警告・拒否することが可能。スマホにインストールしておくだけで、フィッシングや特殊詐欺のメッセージだけでなく、迷惑なセールスや勧誘の電話まで着信時に検知できます。

さらにトビラシステムズでは、500万件以上もの事業者のデータベースを管理。そのため「トビラフォンモバイル」をスマホに入れておけば、電話帳未登録の企業・店舗などの名前も自動表示できる便利なアプリです。

なおトビラシステムズの迷惑情報データベースは、携帯キャリア各社が提供している迷惑電話・迷惑SMS対策アプリでも利用されています。携帯キャリアの各種オプションパックの加入により、「トビラフォンモバイル」と同じく迷惑電話や詐欺のSMSを避けられる機能が使えます。もしオプションパックを利用しているのであれば、要チェックです!そのほか各社モバイル用の迷惑電話・迷惑SMS対策アプリを展開していますので、ぜひ利用してみてください。

迷惑電話・SMS対策モバイルアプリの一覧を見る

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