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詐欺SMSをばらまく!?マルウェアってなに?

近年、フィッシング詐欺や架空料金請求などの詐欺SMSが増加しています。なぜこんなにも詐欺SMSが増加しているのでしょうか?その要因の一つが、スマホのマルウェア感染です。フィッシング詐欺は知っていても、マルウェア感染は知らない方が意外と多いのではないでしょうか。あなたは、マルウェア感染についてどれくらい知っていますか?

今回はマルウェアとは何か、その危険性や対策を知り、防犯をレベルアップさせましょう!


詐欺SMSをばらまく「マルウェア」とは?

近年、詐欺SMSが増加している要因に、スマホのマルウェア感染があげられます。マルウェアとは、スマホやパソコンなどのデバイスに危害を加えたり、悪用したりすることを目的とした、悪意のあるソフトウェアの総称です。

マルウェアに感染したスマホは、犯罪グループが遠隔操作できるようになり、犯罪グループのサーバーから送られる指令によって詐欺SMSを大量にばらまき送信してしまいます。マルウェアに感染すると自分だけでなく、他人にも被害を拡散させてしまうのです。

さらに、このマルウェアは見た目が他のアプリを装っていたり、詐欺SMSを大量送信していることを被害者に気づかせない仕様になっていたりするので、被害者はマルウェアに感染していることに気づかない場合があります。SMSの大量送信により翌月の携帯料金が普段より高額になっていたり、知らない人から電話やSMSが届いたりするなどの異常で、初めてマルウェア感染に気づく場合もあります。

なぜマルウェアに感染してしまうの?

マルウェアの感染経路として多いのが、詐欺SMSから誘導される「偽通知」です。

例えば、このような偽通知からマルウェア感染に誘導される場合があります。

【偽通知の例】

・宅配事業者を名乗るSMSが届いたのでURLにアクセスしたら「セキュリティ強化のためアップデートが必要」と通知が出た。まずはアップデートが必要なのかと思い、指示に従ってソフトウェアをインストールしたら、マルウェアに感染した

・通信キャリアを名乗るSMSが届き、URLにアクセスしたら「ウイルスが検出された。除去のためアプリのインストールが必要」と通知が出た。早くウイルスを除去したいと思い、指示に従ってインストールしたアプリが、実はマルウェアだった

偽通知の例。指示に従って操作するとマルウェアに感染する。

このように、偽通知は「アップデート」「ウイルス除去」などのキーワードを使い、被害者に「早く対応しなければ」と思い込ませ、マルウェアをインストールさせます。

マルウェア感染を防ぐための3つの対策

スマホのマルウェア感染や、その原因である詐欺SMSにだまされないために、日頃から心がけたい3つの対策をご紹介します。

1.見分けない、触らない

詐欺SMSは、宅配便の不在通知や銀行口座の凍結など、受信者を焦らせるようなメッセージを使ってだまそうとします。不安をあおり焦らせるメッセージが届いても、添付されているURLには触らないでください。

また、最近の詐欺SMSは巧妙化しているため、送信元やURLから偽物か本物かを判断するのも危険です。届いたSMSを見分けず、添付されているURLに触らないことを徹底しましょう。

2.公式アプリやブックマークしたサイトから確認

日頃から利用するサービスは、公式アプリやブックマークしたサイトから情報を確認する習慣をつけておくとより安全です。

よく利用するサービスのブランド名が記載されたSMSが届いた場合も、フィッシング詐欺の可能性を疑い、文面上のURLに直接触らず、公式アプリやあらかじめブックマークしたサイトのマイページ等から情報を確認するなど対策を心がけてください。

3.届いたSMSからアプリをインストールしない

詐欺SMSの文面に添付されたURLにアクセスすると、「今すぐこのアプリをインストールしてください」などの偽警告が出る場合があります。指示に従うとマルウェアに感染するため、届いたSMSからはアプリやソフトウェア等をインストールしないでください。何か入手したいアプリがある場合は、必ずApp StoreやGoogle Playなどの公式アプリストアから行うようにし、それ以外の場所からはインストールしないでください。

マルウェア感染の原因、詐欺SMSをアプリで撃退!

マルウェア感染の入り口となりやすい、偽通知に誘導する詐欺SMS。このような詐欺SMSを日頃からシャットアウトしておくことが防犯に効果的です。

スマホの防犯アプリトビラフォンモバイルでは、トビラシステムズ社の独自データベースをもとに、迷惑SMSの受信時に自動で警告表示(Android)や迷惑フォルダ振り分け(iPhone)を行います。詐欺SMSを開封したり、URLにアクセスしたりする危険を軽減できます。

迷惑SMSのほか、迷惑電話の対策機能も利用できて一石二鳥。特殊詐欺や悪質商法などの電話の発着信時に警告・拒否するので、より安心して電話を利用できます。

さらに、トビラシステムズのデータベースを用いた迷惑情報フィルタアプリは、携帯キャリア各社からも提供されています。利用する携帯キャリアや、加入しているキャリアのオプションパックに合ったサービスを活用するのも効果的です。

SMSから引き起こされるマルウェア感染やフィッシング詐欺の対策を徹底し、被害にあわないよう心がけましょう。

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