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西勇輝の頑張りを書き残したい【4/18 対ジャイアンツ戦○】

打球が爆速で1,2塁を抜けていき、試合は決着した。勝負を決めた佐藤輝明が歓喜のウォーターシャワーを浴びている。サヨナラ犠牲フライは去年1度あるけれど、サヨナラヒットを放ったのはプロに入ってから初めてだ。
延長10回までもつれての決着。試合は終始ロースコアで、緊迫した展開だった。にもかかわらず、タイガースはJ.ゲラと岩崎優を起用せずに勝利した。試合展開によってセットアッパーとクローザーを代わり代わり務めているこの2人を温存しつつ勝てたのは、先発の西勇輝が長いイニングを投げてくれたからだ。

8イニングを投げて、失点は1。
2回に1点を先制されたが、そこから追加点は失わなかった。
低めを丁寧に突いて内野ゴロを打たせていく、西らしいピッチング。テンポが良すぎて、僕が仕事から帰ったときにはもう8回の守りが終わっていた。だからこのnoteは、試合の録画を見ながら書いている。

援護がないときでも長いイニングを投げられる西を見て、いつも僕はすごいなと思っている。自分に勝ちがつく、みんな自分に期待している。そういった状況でより高いパフォーマンスを発揮できる投手もいる。だが昨日の試合は、好投する菅野智之から逆転できるのだろうか、勝ちがつくどころか、このまま投げてもたったの1失点で負け投手になってしまうんじゃないか。そういったネガティブな状況が続いていた。それでも西はテンポ良くアウトを積み重ねていった。味方の援護を信じて、って書くのは簡単だけど、最後まで同じ気持ちを保ちながら投げ続けるのは誰でもできることじゃない。

きっと西のありがたみを改めて感じるのは、リリーフの疲労が溜まってくる夏場以降になるだろう。だからこそ、こうして書き残しておきたいと思った。

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