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偏愛選手名鑑2022を書きました。

プロ野球のコラムを定期的にアップしている「文春野球」。その文春野球が主催しているコミュニティの「文春野球学校」に、かれこれ3年くらい所属しています。野球が大好き……いや、野球狂と言っていい猛者たちの集まりです。

この野球学校が年に1度の大イベントとして行なっているのが「偏愛選手名鑑」です。

野球にあまり詳しくない人向けに説明しますと、選手名鑑とはプロ野球が開幕する前に各出版社から発売される図鑑のようなものです。12球団に所属している選手のポジション、生年月日、出身の学校、ここ数年間の成績、出版社の選手評などが載っています。選手名鑑によって載っている情報や本のサイズが微妙に違っていて、野球場に持ち寄って調べるのに使ったり、自宅でじっくり眺めたりしています。ちなみに僕はスラッガー編集部がイチオシです。

そして、暇さえあれば野球を、暇がなくても野球を見ている人が集まっている文春野球学校の生徒たちが集まれば選手名鑑を作れるのでは?というアイデアをきっかけに作られたのが偏愛選手名鑑です。

「偏愛」ってのがポイントです。情報量では本家の選手名鑑には敵いません。けれども、ファン目線で見てきたからこそ分かることや伝えたいことがきっとあるはず。そんな思いで書いています。ひとりの選手に使えるのは100文字まで。限られた文量で書くから難しく、面白いのです。

僕も大好きな阪神タイガースで選手の紹介文を何人か書きました。タイガースは書き手が何人かいるので、各自持ち回りです。

僕が書いた選手をピックアップしてみました。

西 純矢投手、尾仲 祐哉 投手、K.ケラー投手、A.ウィルカーソン投手、湯浅 京己投手、長坂 拳弥選手、藤田 健斗選手、中川 勇斗選手、片山 雄哉選手、大山 悠輔選手、 J.マルテ選手、小幡 竜平選手、植田 海選手、髙寺 望夢選手

他の人がどうしていたかは分かりませんが、僕が書くときに気をつけていたことがあります。

・取り上げた選手を本気で応援している人が楽しく読めるか

「選手の数だけファンがいる」。これが僕の心情です。人気選手じゃなくても、球場で見つからなくても、ファンは必ずいます。選手の親御さんや、高校時代のお友達も含むでしょう。そんな人たちがひょっとしたら選手名鑑を読むかもしれない。もし仮に本当のことだとしても、僕のような「いちファン」に言われて嬉しくないこともあるだろうし、カチンとくるかもしれない。ネットにアップする以上、そこは絶対に守らないといけないと僕は思っています。

明日からプロ野球が開幕します。開幕に向けたワクワクの気持ちを抱きながら、僕たちの書いた名鑑を読んでくれると嬉しいです。



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