ドラフト直前!注目の高校生選手たち(後編)

こんにちは、むかいです。

前回の記事(下のやつ)で、今年のドラフト会議で注目したい高校生投手、捕手を紹介しました。今回の記事では、内野手と外野手を見ていきたいと思います。

内野手

粒ぞろいの遊撃手を先にまとめておきたい。走攻守のバランスの良さで評価が高いのは武岡龍世(八戸学院光星)。俊足を武器にしている選手だが、しっかりバットを振り切ることができているのもアピールポイントだろう。その武岡に身体能力では劣らない森敬斗(桐蔭学園)も指名が濃厚だ。広い守備範囲を活かすため、プロでは外野との声も聞かれる。彼らと同じくU-18に選出された韮沢雄也(花咲徳栄)は守備に課題があるが、バットコントロールは世代屈指。遠藤成(東海大相模)は強肩とパンチ力が評価されている。今夏の甲子園では大きな見せ場なく終わったが、沢野聖悠(誉)は山崎武司氏に打撃を絶賛されるなど評価が急上昇中だ。甲子園未出場組では、紅林弘太郎(駿河総合)のスケールの大きさが目を引く。今夏の静岡大会終盤では打撃の調子を落としていたが、将来性を買われて上位での指名も十分に考えられる。上野響平(京都国際)は守備力の高さが際立つ。昨年冬の間に最も伸びたと言ってもいい選手で、春以降は長打を量産するなどパワー・スピード両面での成長が著しい。ここにきて評価が上がっている田部隼人(開星)も似たようなタイプだが、一押ししたいのが川野涼多(九州学院)だ。あまり注目されていないが、高校生では珍しいスイッチヒッターでベースランニングの速さが目を引く。このようなタイプは非力な選手が多いが、川野は両打席で本塁打を打てるパンチ力もある。

遊撃手以外では石川昂弥(東邦)が1位候補に挙げられている。U-18の日本代表では4番を務めた強打者で、肩も強い。守備面での判断力など細かい技術を詰める必要があるが、やはり高い打撃力は魅力的だ。黒川史陽(智辯和歌山)も打撃力の高さが光る。ガタイの良さが目立つが、セカンド守備の動きは問題ない。同じく二塁手では堅実な守備とシュアな打撃が持ち味の伊藤大将(八戸学院光星)、勝負強い打撃で今夏の栃木大会ベスト8入りに貢献した大貫礼央(宇都宮工)もプロ志望届を提出している。

外野手

今夏の全国制覇に大きく貢献した井上広大(履正社)が筆頭格。膝のケガの状態が心配されているが、広角にアーチを描くスラッガーとしての評価が高い。同じく打撃型としては、「常総のバレンティン」こと菊田拡和(常総学院)も挙げられる。右打者ながら、ライナー性の打球をライトスタンドに叩き込むなどパンチ力が光る。投手から転向した木下元秀(敦賀気比)もスイングの鋭さが光る。あまり左投手を苦にしていないのも評価したい。今春の甲子園に出場した平野大和(日章学園)は守備力が高い。また本来ならば、右投手のところで紹介した方が良かったのかもしれないが、小林珠維(東海大札幌)は俊足・強肩・強打を兼ね備えている。確実性は微妙なところだが、マウンドに上がれば150キロ近いストレートを投げるという点を含めて、将来性を高く評価されるべき選手だろう。身体能力という点では、サンドゥ・シャーンタヒル(津田)も推したい。素材型の選手で粗削りな印象があるが、俊足を生かしたプレーで魅せる選手だ。スケールの大きさという点では、伊藤海斗(酒田南)と塩﨑栄多(浜松工)を挙げておきたい。2人とも左打ちの選手でパワフルなスイングが持ち味。伊藤は「アナコンダ」の異名を持ち、走塁に少し課題があるように思えるが、左のスラッガーとしての評価が高い。塩﨑は野球歴は浅いとのことだが、守備面での評価も高い。柳田悠岐を意識した大きなフォロースルーも特徴的だ。

まとめ

ここに挙げた全員が指名されるかは分かりませんが、やはりいい選手ということに変わりはないのでこれからも注目していきたいと思います。

#高校野球 #ドラフト #プロ野球

 

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