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きらめ樹セルフビルド物語Vol.9 500年の森の夢

『きらめ樹セルフビルド物語』に繋がるお話を過去に遡って回想中~
前回のお話の続きとなります。

土中環境(大地が呼吸してる状態)を考えた基礎にするにはどうしたら良いか?
もう一つセルフビルドするにあたり、山から木を伐り出す方法は?
製材はどうする?
出来るの?
何たって素人です。
キャンピングカーで移動している間、こんな話をKちゃんとしていました。
僕が「セルフ製材機なんてあるのかなぁ?」っとつぶやいていると、
Kちゃん、すかさずスマホで検索をかける!
「あったよ!」
NPO法人森の蘇りのHPがヒットしました。
セルフ製材機がレンタル出来ると書いてありました。
しかし、それ以上に引き寄せられた文章が目に飛び込んできました。



500年後。
樹高35m、直径3m。
一見広葉樹の森の中、
神々しい杉、桧がそびえている。
1haに8本。
仲間が巣立っているのを見送りながら
この森に残ったエース君達。
日本が世界が求める大径木。
日本はもう木材の輸入国ではない。
世界が見ほれる木材資源国だ。
6人の人と手をつなぎ輪になって座ってみると
その輪はおおよそ直径3m。
500年後の大木を抱きしめる感じ。
その木はかつては線香林と呼ばれる森にひしめいていて、
直径わずか20~30cmしかなかった木。
樹高も15m前後しかなかった木。
その木は今、きらめ樹している森にいる。
この森のどこかで、光を求め立っている。
500年後の森とつながろう。
きらめくあなたは光の使者。
500年後につながる光の使者。
じわりじわりと世界は変わる。
小さな力を集めて世界は変わる。

NPO法人森の蘇りのHPより

創設者故大西氏の森に対する想い、「500年の森の夢」です。
直感的にこれだと感じた瞬間でした。
探していたものを見つけました。
NPO法人森の蘇りでは『きらめ樹』と言う昔ながらの皮むき間伐を推奨し、女性や子供も山や森の再生に関わることが出来るワークショップ等を全国で展開していました。
その中にきらめ樹リーダー養成講座と言うWSがありました。
選木、皮むき、伐採、製材、木工加工の一連の流れを体験出来ます。
僕たちは友人を誘って2020年8月、2日間のきらめ樹リーダー養成講座を早速受講しました。

午前中は世界の森の現状、日本の森の現状、日本の森を再生させていくには?
どう六次産業化させていくのか?などなど
今後きらめ樹リーダーとして活動していく方法などの講義のお話。ここではさらりと!またあらためて紹介致します

午後は実践です。

いよいよ『きらめ樹(皮むき間伐)』!

皮むきする前に、一本一本の木に今から木の命を頂くことと、大切に使わさせて頂くことを伝えます。

竹べらなどを使い、皮むきをしていきます。
皮むき出来るシーズンが春から秋までです。

「レッツ~きらめ樹~」っと
みんなで皮むき~

だいぶ上の方まで皮むき出来ました。
このまま一年置き、自然乾燥させます。
最高級の天然乾燥材となります。

NPO法人森の蘇りのさやさん、もう1000本以上の木を伐採(きらめ樹)してきました。スーパーウーマン(^^)

きらめ樹された材はこのように人力で簡単に運べます。女性もかつげます。
生木ではそうはいきません。

次の日は、きらめ樹工房で、セルフ製材機の実践です。

この製材機はばらして、軽トラで移動させることが出来ます。

きらめ樹した材はこの製材機で角材、板材などにしていきます。

製材された材は、自動カンナで製品に仕上げていきます。

かよちゃんにも出来る(^^)

余った材は薪などにしていきます。

このようにして実際、薪として近隣のお店に出荷しています。
キャンプ用の薪として大人気♪

無事二日間の講習を修了致しました~

きらめ樹リーダーに無事認定


つづく



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