10/29 学園都市線一部区間終日運休とJRの対応についての備忘録

本日、JR北海道札沼線(学園都市線)にて終日運休が発生しました。

本来16:34には札幌駅に到着する予定だった列車が、実際に札幌駅に着いたのは20:40過ぎ。この4時間の間に何があったのか、また、どうして4時間もかかったのか。現在札沼線の終点である北海道医療大学駅にいた私が体験したことを、備忘録としてここに記しておきます。

2021/10/29 15:35頃
JR学園都市線あいの里公園駅〜石狩太美駅間にある石狩川橋梁にて橋上部のボルト破損の為、運行を見合わせ。北海道医療大学駅15:43発の車内にて運行見合わせとアナウンスされる。

16:30頃
運行再開未定とアナウンス。

17:10
終日運休が決定。

17:20
北海道医療大学駅〜石狩当別駅までJRが運行する。石狩当別駅から代行バスが出るとのアナウンス。

17:35頃
代行バスを待つために石狩当別駅前のバス停にて待機。待機列には恐らく150人程度はいたと思われる。

18:20頃
バス停に大型観光バスが複数台来るも、誰も乗せずに去っていく。この時間帯に石狩当別駅に観光バスが止まることはほぼ無いため、代行バスだと思われるが詳細不明。その後も同様のことが発生し、どよめきが起こる。

19:00頃
代行バスが到着する。3〜4台ほど来ており、北海道の寒空の下待機していた人の多くは乗れたのではないかと思う。
バスは2駅先のあいの里公園駅に向かうものであり、そこから先はJRに乗り換えてもらうと案内。

19:30頃
あいの里公園駅に到着する。駅構内で待機していたところ慌てた様子の駅員が二人やってくる。駅員曰く、ここで待っていてもいつ電車が来るか分からないとのこと。バス運転手に乗客を再度バスに乗せるよう指示。

19:40
次の停車駅である、あいの里教育大駅に到着。
ところが教育大駅の駅員はバスが複数台来ることを把握しておらず、最初に到着したバスの乗客を乗せてJRが発車してしまったとのこと。次の便は20:11発と30分待ち。この辺で窓口に怒る人が出てくる。

20:11
札幌駅行のJRに乗れる。ここからはスムーズに進む。私は途中下車した為分からないが、おそらく問題なく札幌駅に到着したと思われる。

今回このような自体になったのは、複数の理由が考えられる。

・駅員間の連携不足
→多くの情報が錯綜しており、乗客とバス運転手はそれに振り回されていた。これはすぐにでも改善して頂きたいものである。石狩当別駅も代行バス来るのに時間かかるならアナウンスしてくれれば駅構内で待つのに。

北海道医療大学側の不十分な対応
→終日運休となった時点で一言でも代行バスの存在について触れていれば良かったものの、校内放送で流れたのは終日運休であること、石狩当別駅までは運行することの2点だけである。
また、代行バスが運行するというメールはHPより遅かった。それでいいのか北海道医療大学。

交通の便の悪さ
→北海道医療大学駅〜あいの里教育大駅の区間は交通手段がJRしかない。コミュニティバスは運行しているが最終便が16:20であり、JRの方が圧倒的に早い為多くの人は利用しなかったのではないだろうか。交通手段が1種類しかないが故にこうなったのは事実である。

地方という場所の不便さと、JRという会社がどういうものなのかが身に染みて分かった1日であった。今日は皆さんお疲れ様でした。